25日は午前5時過ぎから5時半ごろにかけて、ヘリパッド建設に向かう作業員をN1表ゲートの前で止める行動から始まった。この日はN1裏に沖縄防衛局や作業員、機動隊がやってきてフェンスを設置している。その材料や工事を行う作業員はN1表のゲートから入っているのである。
この時間帯に高江に来られる人は限られていると思うが、泊まり込んでいる人はぜひN1表の方に来て作業員を止め、工事をやめるよう説得してほしい。工事が進めばN1裏のテント撤去も早まる。
この日は作業員への抗議のあと、高江に運ぶ砂利を積み込んでいる国場組の採石場に行き、出発しようとするダンプカー、トレーラー車に対する抗議行動を行った。機動隊は無警戒で対応できず、あわてて移動してきたが、数十分にわたり抗議が続いた。
さらに採石場を出て高江に向かうダンプカーやトレーラー車に対しても車で抗議行動が続いた。北勝建設のダンプカーは、いったん宮城の集合場所に集まり、機動隊のバスやパトカーなどと合流して午前9時過ぎに高江に向かった。
N1裏でフェンス設置が行われたため多くの市民がそこに行き、高江橋での抗議行動は少数で行わざるを得なかったが、できる限りの抵抗と抗議を行った。この日はダンプカー10台が1回目の搬入を行ったあと、北部訓練場のメインゲートに戻り、前日と当日に20トントレーラー車で運んであった砂利を再度搬入した。合計で10トンダンプカー20台分の砂利がN1表ゲートから搬入された。
1日に搬入される砂利の量が増えている。こちらも止めていかないと作業の進行が早まる。N1裏に通じる道路の整備が、今日設置されたフェンスの所まで来るのは間近だ。砂利の上にはフェンス設置に使われるらしい単管の杭を積んだものもあった。
この日はN1裏テントの近くに通行を妨害するフェンスが設置された。テントから700メートルほどは林道で米軍の提供施設内ではない。市民も通行可能なので抗議行動をさせないため、フェンスで市民を排除している。
沖縄防衛局はN1のヘリパッド建設と並行してH、G地区でのヘリパッド建設にも着手するため、N1表から裏へ抜け、さらに農道を使ってH、G地区に通じる道路の整備を進めている。しかし、東村村長は反対を表明しており、工事用道路ができなかったり遅れた場合に、モノレールでの資材搬入や自衛隊ヘリを使った重機類の搬入も検討している。
だが、本命はやはり工事用道路の整備である。これ以上の整備を進めさせないために力を尽くしたい。
今日N1裏に設置されたフェンスの資材は、前日の午後3時ごろにN1表ゲートから搬入された。フェンスを延長するために25日も同じことが予想されたので待機していると、午後3時前に案の定、N1表に駐車している大阪府警のバスから機動隊が降りてゲート前に配置についた。資材搬入の準備である。
すぐに車を出して、メインゲートを出てきた3台のユニック車に抗議した。フェンス設置に使う単管やワイヤーメッシュを積んでおり、少人数で1時間以上搬入を阻止したが、最後は警察に守られてN1内に持ち込まれた。明日も同工事が継続されるが、N1表ゲートでは午後も資材搬入があり、工事は午後5時以降も行われていることを知ってほしい。
夕方、名護署前に行き、前日不当逮捕された仲間の支援・激励に行った。無事に解放されて、名護署前に集まったメンバーの拍手や歓声を受け、逮捕時の状況やこれからの決意を語っていた。まずはよかった。