２４日は夜も明けないうちからＮ１ヘリパッド建設の作業員が乗った車両への阻止・抗議行動が行われた。こちらの行動については詳しくは書けないが、作業員たちはダミー車も含めて数台を使い分けながら、最後はＮ１北側の方から来て車を降り、歩いて工事現場に向かっていった。
Ｎ４近くの県道７０号線でも作業員が乗った車両３台と沖縄防衛局の車両に対し抗議行動が行われた。東京警視庁の機動隊がやってきて、市民を強制排除したが、そのさなかにこれまで抗議高度の先頭に立ってきたメンバーを地面に押し倒し、集中的に弾圧を加えた。
さらに公務執行妨害をでっちあげて名護署に連れて行った。まさに抗議行動の中心となっているメンバーへの狙い撃ちである。すぐに弁護士に連絡を取り、仲間が名護署に行って抗議を行いつつ、残りのメンバーで砂利を積んだダンプカーの車列に対する抗議を行った。
２４日は砂利を積んだダンプカー１０台とトレーラー車４台が、東村宮城の某所に集合し、さらに警備に当たる警察車両が続々とやってきて、午前９時１５分ごろに車列を組んで高江に向け出発した。それに対し少しでも高江への到着を遅らそうと、数台の車で抗議行動を展開した。
この日はダンプカー１０台の砂利がＮ１表ゲートから搬入された。からのダンプカーは北側に引き揚げ、２０トン積みのトレーラー車４台に積まれた砂利は北部訓練場内に下されたまま残っている。
２２日にダンプカーが北回りでやった来た際、Ｎ１表ゲートに砂利を搬入したダンプカー１０台は、南下してメインゲートに入り、北部訓練場内に残してあった砂利を積んで２回目の搬入を行った。明日２５日も同じように１日に２回の搬入が行われないか要注意だ。
高江橋とＮ１表ゲートの間に千葉県警と福岡県警の機動隊が乗った大型バス８台が駐車し、弾圧の壁を作った。これを見れば、県道７０号線で交通を妨害し、渋滞を引き起こしているのがだれか一目瞭然だろう。機動隊の大型バスをこのように長々と縦列駐車する非常識さが、地域住民の生活に悪影響を及ぼしているのだ。
機動隊の大型バスで弾圧の壁を作ったあと、千葉県警や福岡県警の機動隊が市民の抗議行動を弾圧し、道路の側溝の方に押して強制排除しようとしたため、７０代の女性が後ろに倒れて後頭部を負傷し、流血するという事態に至った。
女性やお年寄りにも見境なく暴力をふるい、怪我をさせる。全国からかき集められたナイチャー機動隊員らが、沖縄で不当逮捕と障害事件をくり返している。倒された女性は救急車で搬送されたが、大事には至らなかった。だからといって機動隊の暴力が許されるはずはない。安倍政権の意を受けた機動隊の沖縄弾圧を許してはならない。
Ｎ１表ゲート前での総括集会で、午後３時から名護署前で、不当逮捕に抗議する集会が開かれる、ぜひ参加してほしい、という呼びかけがなされた。
名護署前では集まった市民による抗議と、即座に仲間を解放するよう求める集会が開かれた。名護署の裏側にも回って、激励の発言と歌声を続けた。みんなで工事を止めることを願っているであろう仲間の気持ちを思いつつ、明日も早朝から阻止・抗議行動がとりくまれる。ぜひご参加を！