N1ゲート前のテントが強制撤去された後、先週は新たな活動拠点を作り、運動の再構築をすることが最優先の課題だった。森の中で集会を開きながら、目での前で北勝建設のダンプカーが砂利を搬入していくのを、みな苦々しい思いで見ていただろう。
https://www.youtube.com/watch?v=hdvdZSXZtFE&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=VwBZZ2_7EFI&feature=youtu.be
月と週が変わり8月1日月曜日は、メインゲートからN1に向かう北勝建設のダンプカーに対し阻止・抗議行動を行った。大あわてで愛知県警や福岡県警の機動隊ががやってきて排除を始めたが、市民一人ひとりが粘り強く抗議を続けた。
機動隊も不意を突かれて対応がままならず苛立ったのだろう。愛知県警の機動隊が私をガードレールに押さえつけながら腕の関節をねじり、ダメージを与えようとしていた。その後、こちらの動きに振り回されて5人がかりで囲い込んでいた。
https://www.youtube.com/watch?v=lxuj-4M8iO8
この機動隊の小隊長もそうだが、ヤマトゥンチューは口が巧みだ。子どもの頃親から、ヤマトゥンチューは口がうまくて沖縄の人をすぐにだますから注意しなさい、と教えられたのを思い出した。
自分たちは米軍基地のない地域でのうのうと暮らしながら、沖縄に来て米軍のヘリパッド建設を支えている。口調は丁寧だが見えない所では暴力をふるい、力尽くで抑え込む。だが、そうやってヤマトゥンチューが沖縄を抑え込めば抑え込むほど、反ヤマトゥ感情が高まって抵抗は強まっていく。
なぜ沖縄では参議院選挙で安倍政権の現職閣僚が大敗を喫したのか。その意味をヤマトゥから来た機動隊員は自分の頭で考えてみることだ。日本=ヤマトゥとは全然別の歴史と現実を生きている沖縄が、沖縄に犠牲を強いて恥じない日本政府に屈することはない。
この日は晴れていたかと思と土砂降りの雨となり、雷が鳴り響いた。森の中にブルーシートを張った状態では集会を開くのも難しく、抗議行動は午前中で終了した。
1日はダンプカー14台分ほどの砂利がN1ゲートから搬入され、工事用道路の整備が進められている。土砂崩れや道幅の狭い場所があるとはいえ、工事は着々と進んでいる。もともと着陸帯の建設は簡単なものだ。それを止めるには多くの人が集まって、砂利を搬入するダンプカーを阻止するしかない。
現在、砂利を積んだダンプカーは警察車両に守られながら国頭村の国場組採石場を午前6時半頃出発し、午前8時頃に北部訓練場のメインゲートに入っていく。そのあとN1にダンプカーが2台ずつ砂利を運んでいくが、何もしなければ午前10時頃には搬入を終える。
1日は抗議行動を行ったので、45分ほど遅れていた。午前8時前から10時頃までが勝負である。ぜひ早い時間帯に高江に来て、抗議行動に参加してほしい。