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Channel: 海鳴りの島から
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高江に結集を!オスプレイパッド建設阻止のたたかいを島ぐるみで取り組みましょう。

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 16日(土)から17日(日)にかけて沖縄防衛局員たちは、N1ゲート前に置かれた車の間で夜間もずっと交替で立ち続けていた。懐中電灯も持たず、暗い中でぼけーっと立ち続けている姿は異様ですらあるが、休日出勤手当やら残業手当やらをたっぷりもらっているのだから同情するには当たらない。沖縄県民を弾圧するためならどんなことでもやる、という歪んだ信念が露わで、不快極まりない。何十台もレンタカーを使って税金を無駄遣いし、沖縄県民を苦しめて給料をもらっているのだ、この輩どもは。

https://www.youtube.com/watch?v=vtYOpWwG_Lo&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=ETMSQOSQZTw

 沖縄防衛局員に何をしようとしているのか説明を求め、入れ替えを止めようとした市民を機動隊が強制排除した。大量の機動隊に守られ、工事強行に突っ走っているのが、これまでの高江とは大きく違うところだ。辺野古がダメなら高江で成果を出して米軍に奉仕しろ、という日本政府の意思が、機動隊の暴力を発動させている。

 機動隊員の一人が抗議していた女性を押し倒した。アスファルトの路上に倒れた女性は頭と腰を打ち、立ち上がれなくなった。仲間が救急措置を施し、救急車を呼んだが、その間に県警は犯人の機動隊員を警察車両に逃がし、現場検証を拒んだ。市民が少しでも抵抗すれば「公務執行妨害」を喚きたてるくせに、自分たちが暴力をふるって怪我人を出すと逃げて無視を決め込む。これが公僕の姿か。

 女性は精密検査を受けて頭部に異常はなかったが、しばらくは安静を必要とする。高江は人口が少なく車の通りも少ない。人が見ていないところでは機動隊の暴力も激しくなる。メディアはもとより多くの市民の目とカメラが、機動隊の暴力を抑える力となる。機動隊の市民弾圧を許さないためにも、多くの市民が集まり機動隊と沖縄防衛局を取り囲もう。

 この日は柏、習志野、千葉のナンバープレートを付けた機動隊の車両がN1前を通り過ぎていった。高江の現場を下見に来たらしい。すでにカヌチャリゾートホテルには、全国から沖縄に派遣された警察車両が50台以上駐車しているという。これは国家の暴力装置を使ったヤマトゥの沖縄に対する武力弾圧であり、形を変えた侵略戦争と言っていいほどだ。

 自分たちの地元からも沖縄に機動隊が派遣されていても無関心な日本人は、侵略される側の痛みなど戦前と呼ばれた時代からずっと分からないままなのだろう。こういう力づくの手法が怒りを憎しみに変えていくのだ。憎しみに囲まれて米軍基地は維持できるだろうか。 

 暑い中、1日中N1テントの前では抗議が続いた。テント前の県道沿いは車がいなくなると警察車両が入り込み、場所を押さえて市民の車が止められないようになる。彼らはテント周辺の路側帯を機動隊の装甲車や警察車両で占拠したいはずであり、それを防ぐために夜間も車を止めて警戒態勢が必要となっている。久しぶりに二晩続けて高江のゲート前で夜を明かした。

https://www.youtube.com/watch?v=3xnKnXKRXJc&feature=youtu.be

 明けて18日も早朝からゲート前は騒然となっている。18日の夜や19日の早朝など、人が少ない時間帯を狙って沖縄防衛局と全国から派遣された警察・機動隊は、N1ゲートを封鎖した車両を撤去するため襲い掛かってくるかもしれない。昼でも夜でも24時間体制で警戒が続いているので、自分が参加できる時間帯にぜひ高江に駆け付けてほしい。

 これは沖縄県民全体にかけられた攻撃であり、島ぐるみでたたかわなければ、日本政府は勢いを得て辺野古にも襲い掛かってくる。翁長雄志知事や県議会も早急に反対の意思を示し、抗議の先頭に立って日本政府の横暴に立ち向かってもらいたい。 

 

 


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