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Channel: 海鳴りの島から
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台船の周りの赤土汚染

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 週明けの14日は朝から雨模様で天候が崩れ、海上行動は中止となった。第3ゲートからクレーン付き台船の様子を見たが、緑の台船が前日と少し位置が違っているくらいで、大きな変化はなかった。ただ、台船の周りや米軍のビーチ周辺の濁りが目につき、こんなに赤土で汚れているのは今までなかった、とカヌーメンバーで話題になった。

 キャンプ・シュワーブ内から赤土が流出しているのか、あるいはそれ以外の場所からなのか、今後も調べて注意し続ける必要がある。前日の学習講演会でも、沖縄県の赤土等防止条例を使った抗議行動の重要性が言われていた。新基地建設を止めるためにも、またサンゴや藻場の保護のためにも、カヌーチームの活動の大切な役割になる。

 午後、ナングスクに行き新緑を眺めた。春の森の生命力にあふれていること。ケラマツツジの赤が緑の中に鮮やかだった。海と森は繋がっている。緑の森なくして青い海もない。私が生まれ育った1960年代から、赤土流出はやんばるの森と海にとって問題となっていた。50年余が経っても、それを克服しきれない沖縄の弱さがある。

 高江の森を守り、辺野古の海を守る。それは切り離すことができない、今の沖縄の重要な課題である。

 

 

 


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