27日は朝、カヌー16艇で松田ぬ浜を出発した。空は1日中雲に覆われ、風と波も多少あったが、辺野古岬の岩場に入って休憩をとったあと、大浦湾に出て海底ボーリング調査への監視活動を行った。
大浦湾に出ると波が高かったが、フロート沿いに並んで作業の様子を監視しながら抗議を行った。緑のクレーン付き台船の台座にガイドパイプが付けられて作業員が動いていたが、波で船体が揺れ、掘削棒を入れてボーリング調査を行うには厳しいように見えた。
抗議船は4隻出ていて、2隻には首都圏から来た学生たちが乗り、作業員や海保にマイクで呼びかけと抗議を行っていた。船酔いをした学生もいたようだが、辺野古では海でもゲート前でも、毎日このような阻止・抗議行動が続けられている。沖縄で体験したことを忘れず、首都圏でも連帯した運動を作り出してほしい。
長崎(辺野古岬)周辺の陸上部では、海岸の護岸近くでバックホーがダンプカーに土砂を積み込む作業が行われていた。海から見える範囲では、動いている重機類はこの程度だった。
映画館は足場が組まれたまま外部での作業はまだ行われていない。内部の解体作業が進められているのかもしれない。ほかの建物の解体工事を含めて、アスベストの問題を追及していく必要がある。
昼食後、午後は2時まで監視行動を行って、この日の行動を切り上げた。ヒヤミカチのメンバーがサップとゴムボートで来ていて、しばし交流した。ゲート前と違い、海の行動は簡単に参加できないが、ぜひいろんな形で海に出てほしい。現場を見て、マイクで抗議をするだけでも、学ぶことは多いはずだ。
こんなテントによく上るものだが、これだけの身体能力がほしい。