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Channel: 海鳴りの島から
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海上保安庁の弾圧と暴言に対する抗議

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 11日は祝日にもかかわらず、新基地建設に向けた作業が進められた。朝、キャンプ・シュワーブのゲート前を通るときに、機動隊のバスに対して激しい抗議が行われていた。後ろからは救急車もやってきていて、強制排除の際にけが人が出ている。

 陸では警察機動隊が、海では海上保安庁が、暴力的弾圧によって反対運動を圧殺しようとしている。痛めつければ委縮して来なくなる。そういう国家権力の狙いに屈してしまうと、ますます図に乗って暴力をふるってくる。毅然として抗議し、暴力が逆効果であることを示さないといけない。

 この日は朝、カヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。長崎の岩場を抜けてフロート沿いに長島まで漕ぎ、大浦湾に出た。

 スパッド台船と緑のクレーン付き台船では、引き続き海底ボーリング調査が行われている。

 抗議船・平和丸から作業員に、調査をやめるよう呼びかけがなされたあと、この日は9日(土)に海上保安庁がカヌーメンバーを意図的に転覆させたり、暴言を吐いたことに対して抗議を行った。

 9日は所要があったカヌーの活動を休んだ。カヌーメンバーの話では、フロートを越えて拘束される際に転覆させられたメンバーや暴言を吐かれたメンバーがいたとのことで、日暮れ後まで海保のゴムボートの上で抗議を続けたという。

 それを受けて、この日は改めて抗議することを優先し、抗議船に乗ってカヌーメンバーがマイクから訴えたあと、カヌー11艇が抗議のためオイルフェンスを越え、海保のゴムボートに拘束された。

 松田ぬ浜に運ばれてからも海保のゴムボートの上で抗議を続けた。ゲート前からも抗議と応援に掛けつけてくれ、カヌーメンバーにとって励ましとなった。感謝したい。

 同じ転覆させられるにしても、夏と冬とではかなりの差がある。カヌーチームには老若男女いろいろな人が参加している。冬の海では落とされた瞬間に心臓マヒを起こす懸念がある。昨年の冬、海保の保安官はカヌーに飛び乗り、意図的に転覆させて暴力をエスカレートさせていた。同じことを今年もやるつもりだろうか。

 拘束する際、海上保安官たちは「安全確保」を口にする。そうであるなら相応の対応をすべきだ。寒い冬の海にカヌーを漕いで抗議に出るのは、今の沖縄がそこまでやらなければいけない状況に追い込まれているからだ。本来なら、翁長雄志知事が埋め立て承認を取り消した時点で、日本政府は一切の作業を中断すべきなのだ。

 この日は午後から雨となったため、午前中だけで行動を終えた。

 


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