4日は今年初めての海上抗議行動が行われた。午前9時過ぎにカヌー9艇が松田ぬ浜を出発し、長崎の岩場でしばらく様子を見てから長島の間を抜け大浦湾に出た。
大浦湾では抗議船4隻と合流し、長島から青いクレーン付き台船につながっている三重フロート・オイルフェンス沿いで監視行動にあたった。
この日は陸上、海上ともに午前中の段階で作業はまったく行われていなかった。スパッド台船に作業員の姿はなく、作業船の動きも見られなかった。緑のクレーン付き台船も長島と陸の中間付近に停泊したままで、海底ボーリング調査地点に掘削用機材が残されたままとなっている。
長島から航路に向けてのオイルフェンスもまだ撤去されたままとなっている。今日は初興しで作業員たちも年始の顔合わせをしたのだろうが、明日以降、オイルフェンスの再設置や海底ボーリング調査が再開されると思われる。海上でもゲート前でも、ぜひ多くの人に抗議行動に参加してほしい。
この日は作業が行われていないにもかかわらず、抗議船に対して海上保安庁のゴムボートが執拗に規制を行っていた。進路をふさいでフロートに近づけないようにしていたが、沖縄県民の圧倒的多数が辺野古新基地建設に反対してきた。その民意を踏みにじり、沖縄への基地押しつけを続けようとする日本政府の意思を現場で体現しているのが海保である。
本来は翁長知事の埋め立て承認取り消しを受けて、大浦湾を分断しているフロート・オイルフェンスを即座に撤去すべきだ。南寿にも張り巡らされたフロート・オイルフェンスは、日本政府の沖縄差別と強権姿勢を示すものであり、抗議船、カヌーはその撤去を求めて今年も徹底して抗議行動を続ける。
平和丸に検査と称して海保が乗り込んで来たのに、カヌーで周りを囲み抗議した。
午前中の様子からこの日は作業がないと判断し、午後は雨の予報もあったので午前中で活動を終えた。1週間ぶりの海上行動だったが、波や風も穏やかで、全員自力でカヌーを漕ぎ松田ぬ浜に戻った。
辺野古ブルーのブログに、昨年末くり返された海保の暴力的弾圧を告発する文章と映像が載っている。こちらもぜひ見てほしい。
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