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海底ボーリング調査に対する抗議行動

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 19日は朝、14艇のカヌーが松田ぬ浜を出発した。長崎(辺野古崎)の岩場まで漕ぐと、遅れている班を待ちながら休憩をとった。土曜日は週に一度の参加者も多い。この日は天気がよくて寒さがやわらぎ、波風もこの数日では穏やかだったので助かった。

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 長島の間を抜けて大浦湾に出ると、何重にもなったフロートやオイルフェンスの近くで海上作業の様子を見た。スパッド台船では引き続きボーリング調査が行われている。

 緑のクレーン付き台船も舷側に設置された櫓から掘削棒が海面に下ろされていて、ボーリング調査が始まっているのが確認できた。

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 午前中は抗議船4隻とともにフロート、オイルフェンスのそばで監視と抗議行動を続けた。台船上の作業員に対し、船からマイクを手に切々と訴えるメンバーもいた。

 全国の米軍専用施設の74%が沖縄に集中している。この数字を見るまでもなく、那覇空港に下りて名護市に向かえば、東海岸、西海岸、沖縄自動車道のどのコースを通っても、米軍基地がいかに多くの面積を占めているかを実感するはずだ。

 基地の「負担軽減」、普天間の「危険性の除去」など耳に聞こえのいい言葉が政府から発せられる。しかし、そのためにどうして21世紀のいま、沖縄に新たな基地を建設しなければいけないのか。

 沖縄の中で基地をたらい回しし、本土=ヤマトゥは米軍基地の負担から免れる。本土=ヤマトゥの平和と安全のために沖縄を犠牲にする。ヤマトゥンチュ―の大多数は、その構図に手を付けないばかりか、目を向けようとすらしない。

 ヤマトゥンチュ―のその自覚すらしない傲慢さが、沖縄への差別を生み出している。それに我慢ができないから、辺野古の海でもゲート前でも粘り強い抵抗が行われているのだ。ここで屈したら、沖縄差別は当たり前となり、いつまでも続く。

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 午前中は海上作業を監視しながら同時に、張りめぐらされたフロートやオイルフェンスの状況を各自で確かめた。手漕ぎのカヌーを相手にここまでよくやるよ、といつもながら呆れるのだが、作業現場の近くまで行くには、こういう障害物を2回越えて、さらに海上保安庁の機動力があるゴムボートと対峙しなければならない。

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 昼食後、フロート内に入って抗議行動をおこなった。行動の最中は残念ながら写真を撮ることはできない。全体とは離れた場所で拘束されたので、ほかのメンバーの行動もほとんど撮影できなかった。

 一つ目のフロートは入り口を作ってあるので楽に入れたが、二つ目のオイルフェンスはかなりのカヌーが近くまで行けても、越えることができなかった。非力なカヌーにこれだけの逆ハンディキャップが負わされているのだから、海保の保安官も楽なことだろう。ハードルは高いが、あきらめることはできないし、しない。

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 今年1年は辺野古の海、大浦湾で始まり、終わりそうだ。年の瀬が迫るが、新基地建設と沖縄差別を許さないために、来週も頑張りましょう。

 


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