17日は早朝、ゲート前の座り込み行動に参加した。工事車両が入る旧ゲートの前には、ブルーシートでテントが張られ、辺野古新基地建設に反対する市民が座り込んでいる。午前7時頃、沖縄県警と警視庁機動隊が襲いかかり、市民の排除が始まる。
力尽くで排除する機動隊に対して、市民の側も創意工夫を凝らして抵抗する。この日は体をロープで結んで弾圧に抗した市民たちもいた。
https://www.youtube.com/watch?v=XniTwB0bpro&feature=youtu.be
沖縄県警に対してもそうだが、警視庁機動隊に対してはその暴力的弾圧に、より激しい非難の声が飛んだ。
https://www.youtube.com/watch?v=RVYSXMCFoTk&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=Dq9Okelt0EM&feature=youtu.be
沖縄に新たな米軍基地を押し付け、犠牲と負担を強いる。ただそのためだけに送り込まれた警視庁機動隊員たち。そんほとんどは、ろくに琉球・沖縄の歴史を勉強したこともないだろう。沖縄を力で支配し、屈服させる。安倍政権の意思を現場で実行しているのが彼らだ。
これまで何度かL字型の大型コンクリートブロックが搬入されているが、この日も4個が基地内に入った。擁壁として使用するのだろうか。
作業車両が入ったあと、旧ゲートから新ゲートに移り、米軍車両に抗議した。
https://www.youtube.com/watch?v=O5JDKGsR_zU&feature=youtu.be
この後、機動隊によって歩道に押しやられ、時間となったので海上行動に向かった。
この日は沖縄も冷え込み、最高気温が15度だった。カヌーに乗ると下半身は濡れっぱなしで、波飛沫も被る。風も強かったので体感気温は10度を切っていただろう。
松田ぬ浜から出発するとき、曇り空が切れて日が差した。そのあとは時折小雨が降る曇り空が続き、天候が厳しかったことや年末の忙しさもあり、この日のカヌーの参加者は午前6艇、午後5艇だった。数が少なく、風も強かったのでこの日は監視行動中心となった。
辺野古崎の岩場付近で待機しながら、スパッド台船や作業員の動きを観察していると、よく見るクロサギが岩場で小魚を狙っていた。ついこちらの方を観察してしまった。
カヌーを漕ぎながらフロート近くで作業様子を見ていたが、風が強くなってきたので平和丸1号に乗って監視行動を続けた。午前中は、スパッド台船に作業員が載っていて、長島近くでの海底ボーリング調査が続けられていた。
昼食はいったんテントに戻り、たき火で体を温めてから弁当を食べた。午後の海上行動を再開すると、緑色のクレーン付き台船が長島の近くに移動していた。作業船がまわりをオイルフェンスで囲み、どうやらここで最後の海底ボーリング調査が行われるようだ。
長島の近くではあるが、フロートが何重にも張り巡らされ、冬の大浦湾は波と風の条件も厳しい。しかし、できる限りのことをやるしかない。年末で多忙だとは思うが、海上行動にぜひ参加を!