27日は早朝のゲート前座り込み行動に参加した。沖縄も冷え込む季節となり、防寒着を着て作業車が入る旧ゲートに暗いうちから人が集まる。午前7時が近づき機動隊が移動を開始すると緊張が高まり、全体をリードする平和運動センターの山城さんや平和市民連絡会の城間さんから、注意と激励の声がくり返される。
午前6時55分頃、機動隊指揮官の合図で強制排除が始まった。旧ゲートには冷たいアスファルトに約100名の市民が座り込み、腕を組んで必死に抵抗する。ただ黙って運ばれるのではない。機動隊に「帰れ!」コールを発しながら、1人ひとりが粘りに粘った。
https://www.youtube.com/watch?v=uV78IXH2nSY&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=zrig6voXIhk&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=V6rQLCn6s8o&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=NOxk0Jztkaw&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=HTKb6rJN7xc&feature=youtu.be
いつもぎりぎりまで撮影してから座り込みに加わり、最後は機動隊に排除されている。作業車両を止めるのは容易ではないが、こういう積み重ねが運動を拡大していく力となる。平日の早朝にこれだけの人が毎日集まり、機動隊の暴力的弾圧にさらされても屈することなく行動を持続する。それがいかにすごいことか。
この日は作業員が乗った乗用車やバン、軽トラックなど19台と石材を積んだダンプカー3台、空のトレーラー車が1台基地内に入った。石材は仮設道路や仮設桟橋を造るために、網の袋に詰めて海に投入するものと思われる。前日はローラー車も入っており、作業ヤードの造成や埋め立てに向けた準備作業が進められている。
大浦湾の側から見ると、米軍のビーチで作業が行われており、砂浜の奥の方に仮設道路を造ろうとしているようにも見えるが、確定はできない。波が収まり次第、海上から確認する必要がある。
作業を止めるためには水曜日のように1000人規模で人が集まる日を増やさなければならない。ぜひ早朝行動に参加してほしい。
早朝行動のあとは前日届いた新品カヌーに、曳航用のロープを取り付ける作業をカヌーと船のメンバーで行った。土曜日はカヌーメンバーの参加者が多いので、さっそく辺野古の海で使用されるだろう。ウェットスーツやシューズのカンパもあり、全国から寄せられる支援によって海上行動は支えられている。
27日は辺野古基金の支援によって購入されたグラスボートが届き、汀間漁港で仮の進水式と試乗が行われた。
正式の進水式は後日行われるが、辺野古の海・大浦湾のすばらしさを実際に見てもらい、多くの人がこの海を守るために立ち上がってほしい。そういう願いのもと購入されたグラスボートである。たんなる観光船ではない。海上やゲート前の抗議行動と連帯して、安全に配慮しつつ大いに活躍してほしいものだ。