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日本人よ、これは「沖縄問題」ではない。沖縄に米軍基地を押し付け、犠牲を強いてきた「日本問題」である。

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https://www.youtube.com/watch?v=bDh88DygxeQ&feature=youtu.be

 5日は所要があったのでカヌーに乗ることはやめ、キャンプ・シュワーブゲート前の早朝行動に参加した。朝焼けが残る空の下、旧ゲートの前に座り込んだ市民が体操をして体をほぐした。

 間もなくして作業員が乗った車十数台が近づいている、との連絡があり、機動隊が列をなしてやってきた。旧ゲートは機動隊のバスが2台で両脇をふさぎ、限られた人数しか座り込みに参加できないようにしている。そのうえで屈強な機動隊員たちが、座り込んだ市民をごぼう抜きにし、排除していく。

 座り込んでいる市民は60代、70代の人も多い。最前列で椅子に座っている辺野古の島袋さんは80代半ばだ。帰れ、帰れ、弾圧許さん!という声が上がるなか、端の方から力づくで排除が始まった。

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https://www.youtube.com/watch?v=SUglCsd9kW0&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=2-xD1jU4Sqw&feature=youtu.be

 沖縄は昨年、名護市長選挙を皮切りに名護市議会議員選挙、沖縄県知事選挙、衆議院選挙とことごとく辺野古新基地建設反対を訴える候補者が当選した。辺野古埋め立てを容認した現職の仲井真氏と新基地反対を訴える新人の翁長氏が争った県知事選挙では、10万票近い大差をつけて翁長氏が圧勝した。

 世論調査を含めて、沖縄県民の大多数が辺野古新基地建設に反対している。キャンプ・シュワーブのゲート前や海上で長期にわたって抗議・阻止行動が続いているのも、そのような県民世論の後押しがあってのことだ。世界のどこで米軍基地の前でこれだけの反対行動が続けられているだろうか。

 東京から警視庁機動隊を派遣し、力づくで沖縄の民意を押し潰そうとする安倍政権を支えているのは誰なのか。キャンプ・シュワーブのゲート前で起こっているのは「沖縄問題」ではない。自らの「平和と安全」のために沖縄に米軍基地を押し付け、犠牲を強いてきた日本人による「日本問題」以外の何ものでもない。それを「沖縄問題」と呼ぶのは自分たちの責任から目をそらすためだ。

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 旧ゲート前から排除され、作業車が基地内に入ったあと、新ゲート前に移って集会とデモを行い、「沖縄を返せ」を合唱した。基地内では機動隊が待機していたが、集会が終わるまで出てくることはなかった。

 長期にわたるとりくみで、ゲート前でも海でも連日通っているメンバーには疲れがたまっている。機動隊や海保の暴力的弾圧によるケガも絶えない。それによって抗議・阻止行動が息切れするのを政府・防衛省は待っている。それを許さないためにも、入れ代わり立ち代わり多くの人がゲート前に集まる必要がある。

 特に作業車両が基地内に入る早朝の時間帯の抗議・阻止行動がいま重要となっている。いつも参加しているメンバーの中には、仕事に行く前に来ている人もいる。その熱意には頭が下がる。

 沖縄にとってこのたたかいは負けるわけにはいかない。沖縄に対する差別と強権が当たり前になれば、その先に待っているのは70年前と同じ破滅と犠牲である。沖縄の後の世代にこれ以上の基地の犠牲を残したくない。

 


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