7日は台風23号の影響が沖縄にも出て、大浦湾は高波のため海上作業は行われなかった。抗議船も出港しなかったので、カヌーの有志のみで午前中リーフ内を漕ぎ、軽い練習を行った。
前日は米軍の水陸両用車の訓練が激しかったようだが、この日は朝、水陸両用車の周りに米兵20人ほどが集まっていて、海岸沿いの茂みを利用した訓練を行っているようだった。
干潮のため辺野古崎はフロートが岩に乗り上げていた。岩場の外側を回って長島に向かった。
辺野古崎と長島の間は潮の流れが速かった。それでも、リーフの内側はまだ波が穏やかな方で、長島の間から見える大浦湾は波が荒く、北東の風で長島の岸壁に打ちつける波飛沫が激しかった。
前日のうちに長島近くのオイルフェンスの一部は撤去され、米軍基地内の浜の奥に片づけられたとのこと。先週土曜日にカヌーチームと市民船が設置に抗議・阻止行動を行ったオイルフェンスで、アンカーに完全に固定させなかったことで海上に放置できず、高波が起こる前にいったん撤去したと思われる。
長島付近で休憩を取り、浜辺で自然観察をしながら、フロートや作業の動きなどを見た。秋晴れのもと、辺野古の海の色は鮮やかで、帰りは追い風を受けながら海の色を楽しんだ。
沖縄担当大臣に「台所から嘘をつく」が」キャッチフレーズの島尻安伊子議員が就任する。「県外移設」という選挙公約を破って沖縄の有権者をだまし、そのあとは辺野古の海・大浦湾を埋め立て、新基地建設を進めるために旗振り役を務めている。沖縄選出の議員として、政権中枢に媚びへつらって手に入れた大臣ポストなわけだ。
沖縄には島尻議員に対し、この議員だけは絶対次に落とせ、と息巻く人が数多くいる。来年の参議院選挙に向けて、島尻議員が活発に動けが動くほど、沖縄からの反発は強まるだろう。こんな腐った嘘つき議員の思惑通りに、辺野古の美しい海を破壊させてはならない。