3日は土曜日で多くの参加があり、松田ぬ浜と瀬嵩の浜から計29艇のカヌーが出発した。前日に続き辺野古崎と長島の間および大浦湾の長島近くで、フロート・オイルフェンスを二重、三重に張る作業が進められたが、それに対して果敢に抗議・阻止行動が行われた。上の写真は辺野古崎側での行動の様子である。
作業船がフロートやオイルフェンスを運んできて、すでに張ってあるフロートにロープで結束しようとするのを、カヌーを漕いで現場に行くとフロートに身を乗り出したり、積極的に海に飛び込んだりして、ロープを結わえようとする作業員に抗議した。
海に飛び込んだメンバーのカヌーが流れていくのを、そばにいたメンバーがカヌーを捕まえて運び、浮いているメンバーを乗せる。安全を第一にして互いに助け合いながらチームワークで抗議する、という基本がきちんとできていた。
去年の夏からカヌーで抗議行動に参加しているが、最も長く激しい行動が続いた1日だった。それでも一人の怪我人も出さずに午後5時まで行動できたのは、その基本が最後まで持続できたからである。
上の写真は大浦湾の長島近くでのオイルフェンス再設置と抗議の様子。3日は米軍のビーチに並べたフロートやオイルフェンスを引き出して船で曳航し、再設置する作業が4度も行われ、昼食時を除いて休む間もなく抗議・阻止行動が続けられた。
https://www.youtube.com/watch?v=dIXO1XbWaqE
大浦湾でも船にしがみついたり、海に飛び込んでフロートやオイルフェンスにつかまって、作業員がロープで繋ごうとするのに抗議を続けた。カヌーがフロートとオイルフェンスの間に入ったためロープで結束できず、作業船は午後5時前に完成をあきらめて戻っていった。
手漕ぎのカヌーは動力船に比べれば非力である。しかし、カヌーだからこそ入れる場所があり、できる行動もある。必ずライフジャケットをつけ、海に入っているメンバーをサポートし、安全を第一において抗議・阻止行動を行っている。何度でもくらいついてくる粘り強い行動を見て、作業員たちもカヌーメンバ―の本気度を実感したのではないか。
長時間の行動は疲れたが、カヌーメンバー一人ひとりが必死で作業を止めようとしている姿を見て、私自身が感動した1日だった。