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Channel: 海鳴りの島から
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海上抗議行動への不当拘束

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 2日は五月晴れの気持ちがいい1日だった。土曜日でカヌーの参加者も多く、午前9時半頃、21艇で松田ぬ浜を出発した。漕いでいると暑くて、海水をすくって頭や首筋にかけ、解体作業の様子を見ながら北進し、辺野古崎の岩場に入った。かなり潮が引いていたので、休憩がてらカヌーを下りて半時間ほど自然観察を楽しんだ。

 カヌー7艇が長島の間から大浦湾に入り、14艇が長島と平島の間を抜けて大浦湾に入った。緑の航路標識を抜けてカヌチャ方向にしばらく漕いでから方向を変え、長島の間から伸ばされたフロートを目ざして進んだ。近くまで来たとき、先にフロート付近にいたカヌーを海上保安庁のゴムボートが拘束し始めた。フロート内に入ろうとしたわけでもなく、前日までは海保も「抗議はこの範囲でやってください」と指示していた場所だ。

 日替わりメニューのように拘束開始の基準、境界が変わり、抗議行動すら否定するような海保に対し、勝丸が猛抗議した。勝丸に横付けして乗り込んだ海保のゴムボートのまわりにカヌーチームが集まり、騒然とした状況となった。さらに平和丸1号にも海保の保安官が乗り込み、船長や乗員に暴力的な弾圧を始めたので、カヌーメンバーが海保のゴムボートのまわりに集まって抗議した。

 カヌーのほとんどが抗議の中で不当拘束されてしまった。残ったカヌー数艇は、フロート付近でスパッド台船の上で海底ボーリング調査を行ったいる作業員に対し、思いの丈をぶつけて作業を止めるよう訴えた。そのあと拘束されたメンバーは松田ぬ浜に運ばれた。残っていたカヌーメンバーも自力で松田ぬ浜まで漕ぎ、合流した。

 この日はお昼に女性グループの皆さんによる弁当の差し入れがあった。いっぺーくわっちーさびたん。

 昼食をとったあと、カヌーチームは午後2時頃に再び松田ぬ浜を出発した。辺野古崎まで漕いで長島南側の海で小休止をとり、長島の間を抜けて大浦湾に出た。四本足のスパッド台船クレーン付台船では、掘削棒が海面におりていて、作業員が海底ボーリング調査を行っているのが見えた。

https://www.youtube.com/watch?v=-zQTe_qSfyg&feature=youtu.be

 午前引き続き、フロート付近で抗議の声をあげた。

https://www.youtube.com/watch?v=-ahYPguOjRc&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=qc-LpF_q_kY&feature=youtu.be

 前日までは抗議活動を認めていた場所で、海上保安庁のゴムボートがフロートから離れろ、と警告を出したので、理由の説明を求めた。しかし、マニュアル通りに警告を発することしかできず、理由の説明はなされなかった。こういう日替わりで場当たり的な規制に抗議しないと、規制がエスカレートして市民は抗議の声をあげることさえできなくなる。

 スパッド台船が長島の近くに移動したため、海保は余計に神経質になっているのだろう。フロートやオイルフェンスの中に入ってなく、入ろうともしていない状態で拘束を始めた。過剰警備そのものであり、拘束されたメンバーはそのあと松田ぬ浜の近くに連れて行かれた。拘束されなかったメンバーは抗議を継続したあと、勝丸に曳航されて来て松田ぬ浜で合流した。

 


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