https://www.youtube.com/enhance?v=yvttgo-aOGs&video_referrer=watch
19日は大浦湾に海上保安庁や作業船が使用する浮き桟橋が再設置された。辺野古崎付近に建設されるという仮設桟橋の建設や大浦湾の深場での海底ボーリング調査にむけて、いよいよ本格的な動きが再開された。まわりを黄色いオイルフェンスで囲んで近づけなくし、さらに海保のゴムボート7隻で弾圧態勢をしいたうえで、青い浮き桟橋を繋いで伸ばす作業が続けられた。
辺野古新基地建設反対を公約に掲げた翁長雄志氏が、仲井真弘多氏に10万票の大差をつけて当選した県知事選挙から3日しか経っていない。19日は翁長氏がキャンプ・シュワブ・ゲート前にやって来てあいさつしている。日本政府・防衛省・沖縄防衛局は選挙で示された沖縄の民意を踏みにじり、翁長氏と有権者をあからさまに侮辱している。このことを黙って許してはならない。
https://www.youtube.com/watch?v=LbJcObk-ezE&feature=youtu.be
浮き桟橋の設置作業が行われている海岸の東側の浜では、大型トレーラーに積まれたオイルフェンスがクレーン車を使って下ろされ、浜に大量に並べられていた。前日18日の夜に大型トレーラーが連なってキャンプ・シュワブに荷物を運び込んでいるが、このオイルフェンスだったようだ。オイルフェンスはこの浜だけでなく、辺野古崎南側の映画館などがある海岸部にも運ばれ、海に出させるように準備が進められている。
これまで使っていたオレンジの浮き球のフロートは、カヌーで簡単に越えられてしまうので、今度はオイルフェンスで辺野古崎と大浦湾を囲い込もうという考えだろうか。カヌーチームは午前中、浮き桟橋周辺で抗議行動を行い、昼食もカヌーの上でとって、さらに午後の抗議行動を行っていた。
20日以降、作業船でオイルフェンスを海に引っ張り出し、アンカーを打つ作業が行われる。カヌーと船による抗議行動が取り組まれるので、これまでカヌーの練習を重ねてきた皆さん、ぜひご参加ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BUoqsJFlId4
19日は海上保安庁のゴムボートが7隻姿を現し、海上での抗議行動に対する弾圧に乗り出していた。小笠原ではサンゴを守るために働いているのに、沖縄ではサンゴを埋め立て、破壊するために働いている。海保の保安官たちは矛盾を感じないのだろうか。
沖縄県知事選挙の結果を、海保の職員はどう受け止めているのだろうか。考えれば悩みが深まるから、思考停止してロボットのように上からの命令に従い、職務に専念するつもりだろうか。しかし、海保の職員も公務員なら、誰のために仕事をするのか考えるべきだ。沖縄県民が公正な選挙で示した民意に従うのが、公務員としての義務ではないのか。
https://www.youtube.com/watch?v=9eOzZ5wkojo
県知事選挙の3日後に「工事再開」を打ち出した日本政府・防衛省の狙いは何か。沖縄県民がどれだけ反対しようと効果はない。工事は進められるし、政府のやることは止められない。どうせやられるなら条件を付けて取るものを取った方がいい。そういう思考回路に沖縄県民を導くのが彼らの狙いだ。力でねじ伏せて無力感に陥らせ、抵抗する気持ちを削ごうというわけだ。
しかし、実際に追いつめられているのは政府であり、防衛省・沖縄防衛局だ。9月中旬から2ヶ月も海底ボーリング調査を行うことができず、11月30日までに調査を終了するという計画はすでに破綻している。頼りの仲井真知事は大敗北し、海保の信用も失墜した。沖縄県民の大多数が反対する計画を強行すればするほど、蓄積した怒りが噴き出す勢いも増す。いかに安倍政権が強権を振るおうと、沖縄の民意を圧殺することはできない。