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Channel: 海鳴りの島から
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隊舎の建設工事が進むキャンプ・シュワブ

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 12日は午前8時過ぎに辺野古に行った。キャンプ・シュワブゲート前は車を止める場所がなく、海の近くに止めるとかなり歩かなければならない。ウチナンチューにはいい運動であるが、初めて訪れる方は辺野古漁港近くのテント村を訪ね、車を止める場所を教えてもらってから、送迎車でキャンプ・シュワブゲート前まで送ってもらうとよい。

 朝の集会では、山城博治さんの司会で、ヘリ基地反対協、平和市民連絡会、統一連、平和運動センターなど各団体の代表あいさつが続いた。共産党の県議会議員、市町村議会議員12名が参加していて、集会のあと「殺人鉄板」について説明を受けていた。

 集会の後、辺野古の浜でカヌーの練習をしていると聞いて、参加させてもらった。透明な海に浮かぶと、この海を埋め立てて軍事基地を造ることの愚劣さを実感する。 

 午後はキャンプ・シュワブのゲート前に戻って抗議行動に加わった。歩道に張られたブルーシートの下で休憩をとりながらリレートークを行い、1時間に1度仮設ゲート前でデモやシュプレヒコールを行っている。海上での抗議行動の様子も報告され、海上保安庁のゴムボートが浮き桟橋に23艘並んでいることや、潮流を把握するための訓練が行われてきたこと、ブイ設置が迫り緊迫した状況にあることが話されていた。

 〈シュワブ(H25)隊舎(0514)新設土木工事〉と表示したダンプカーが4台ほど、午前・午後と栗石を搬入していた。本部の採石場を往復しているらしい。普天間基地の辺野古「移設」とは、米海兵隊の兵員が辺野古に移動=集中することでもある。そのための兵舎建設がこれまでにもどんどん進められてきた。その結果は、辺野古、金武、宜野座を中心に北部地域での米兵による事件の増加をもたらすだろう。

 北部地域の住民はもっと危機感を持たねばならない。仲井真知事の辺野古埋め立て容認は、沖縄を分断して北部に基地被害を集中させる策動である。それを許せば、やんばるの将来はどうなるか。自分たちが住む地域を、自分たちで守らなければ、やんばるは基地のゴミ溜と化していく。

 

 


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