3月5日の高江は午前中まで前日に続き、時折小雨が降る天気となった。N4ヘリパッド建設現場では、天気が持ち直した午後から、4人の作業員が一輪車で切り芝を現場に搬入する様子が見られた。他に2人の作業員が現場に入っているので、接地帯に続く道路の周辺などに貼り付け作業を行っていたと思われる。午後5時過ぎに作業を終えて6人は引きあげていった。
一輪車を使って工事音を出さないように配慮しているかのようだが、現場近くまで切り芝を運ぶにはユニック車を使わなければならない。バックホーやローラー車などの重機類も依然として北部訓練場内におかれたままだ。N4ゲート付近から見えないところで、重機などを使って残土の片づけなどを行っていることも考えられる。これから先、伐採した木の幹や防風ネットの片づけなどでもバックホーやユニック車が使われかねない。
3月に入っても工事を続けるのは、これまでの高江のヘリパッド建設ではなかったことだ。自らが設定したノグチゲラなど希少な鳥類への配慮期間をなし崩しにしている沖縄防衛局に抗議の声をあげましょう。3月に入っても高江の現場では抗議行動が続けられています。ぜひご参加ください。
5日は午後2時20分頃に高江にMV22オスプレイが飛来し、N4地区上空を低空で通過したり、メインゲート近くのヘリパッドに2度着陸している。ローターを回転させたまま15分以上着陸し続け、周辺には爆音と低周波による振動が森に棲む生物を脅かしている。メインゲートで監視活動にあたっているメンバーも被害にさらされている。N4のヘリパッドが完成すれば、同じことが住宅地に近いN4地区周辺で起こる。それを許してはならない。
5日はヘリパッドいらない住民の会による国頭村への「工事中止を求める要請活動」が行われている。N1やH、G等のヘリパッド建設予定地は国頭村にあり、やんばるの森が良質な状態で残っている場所だ。そういう貴重な森を破壊し、米軍の殺戮と破壊のための軍事訓練に使わせたくない。国頭村の宮城久和村長は、ぜひ村民の先頭に立ってヘリパッド建設反対の運動を作り出してほしい。