Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

2月1・2日の高江の様子

$
0
0

 2月に入り今期のN4のヘリパッド建設工事も残り1ヶ月となった。3〜6月はノグチゲラなど鳥類の繁殖期に入るため、工事は行わないことになっている。それまでにできるだけ工程を進めようと、急ピッチで工事が行われている。1日は4トンダンプカー2台で工事現場から赤土を搬出する一方で、砂や砂利を搬入していた。

 数日前から赤土の搬出は少しずつ行われていたが、1日はその回数が一気に増した。ヘリやオスプレイが離着陸する接地帯は直径が45メートルあり、盛り土をして整地したあと50センチ掘り下げ、砂利を入れて敷き固めていく。搬出している赤土は掘削作業によるものと考えられ、同時に砂利が搬入されているのを見ると、すでに掘削作業をあらかた終えて砂利を敷く段階に入ったようだ。N4の工事現場の様子は木々に隠れて見えないが、バックホーやローラー車の動く音が聞こえ、転圧作業が行われている様子がうかがえる。

 2日は日曜日で本来作業が行われないはずだが、N4工事現場から150メートルほど離れた奥の方で作業をしている音が聞こえていた。前日の夜から2日の明け方にかけて高江は雨が降っていた。沈砂池に溜まった水を排出するためか、2日の朝パジェロ1台がヘリパッド工事現場に入り、モーターの音がしばらく聞こえていた。

 その後、奥の方で機械音や車のドアを閉める音、人の話し声などが断続的に聞こえていた。前日に搬出した赤土の片づけなどを行っていたのかもしれない。現在、作業員たちは北部訓練場内に泊まり込んで作業を行っているが、日曜日も作業をしなければいけない状況なのか。いくら工事が遅れているとはいえ、沖縄防衛局は日曜日くらい休みを取らせるべきだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=fK1XkWOPTok

http://www.youtube.com/watch?v=_Xn3Uc61Fmo&feature=youtu.be

http://www.youtube.com/watch?v=rq-2DTFDTys

 新川ダムの駐車場周辺の木々にノグチゲラがよく姿を見せる。2日も2羽が木の枯れた部分を突いて虫を探したり、ガジマルの実を食べたり、ホルトノキのうろに溜まった水を飲んだりしていた。世界でやんばるの森にしかいないこの貴重な鳥を守るために、日米両政府はヘリパッド建設をすぐにやめて、北部訓練場を返還すべきだ。

 多くの人がぜひ高江に訪れて、この美しい鳥を自分の目で見てほしい。そして、やんばるの森を守る取り組みに参加してほしい。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>