8日は午後7時から名護市21世紀の森屋内運動場で、「稲嶺ススム市長必勝総決起大会」開かれたので参加してきた。主催者発表で3800人(午後8時段階)が集まり、稲嶺氏を推薦している社民党・共産党・生活の党、沖縄社会大衆党の国会議員、県議会議員、名護市の与党市議団などのあいさつの他、大田昌秀氏(元県知事)、平良長敬氏(かりゆしグループCEO)、仲里利信氏(元県議会議長)らのあいさつがあり、経済界や保守勢力にも幅広く支持が広がっていることを印象づけていた。
壇上には俳優の菅原文太氏から贈られた花が飾られていて、激励のメッセージも読み上げられた。菅原氏のメッセージは以下のブログで読むことができる。
年末年始の県内紙を読んでいると、仲井真知事の辺野古埋め立て承認をめぐる県当局の内部の動きが詳しく報じられていた。読んでいて一つ感じたのは、次期県知事選挙の候補者として名前が挙がっている高良倉吉副知事に傷が付かないよう、仲井真知事をはじめとした県幹部が気を使っていることだ。
仲井真知事も日本政府も、埋め立て承認を進めるにあたっては当然、次の県知事選挙までの流れを視野に入れている。仲井真知事1人が泥をかぶり、高良副知事は承認に直接関与していなかったかのように描き出す。そういう意図のもとに仲井真知事が派手な言動を行い、県幹部から「内部情報」が流されていないか。そういう視点も必要だろう。知事に対する批判は当然だが、知事を支えている高良副知事をはじめとした県幹部、仲井真知事の選対本部長だった翁長雄志那覇市長への批判、責任追及も重要である。
2000年3月末に仕事の都合で名護市に移り住んで14年目になる。今帰仁村に生まれ育った私にとって、名護は一番近い街であり、家族、親戚との思い出が多い地域でもある。今は国道58号線の下にある砂浜で、従兄弟たちと遊んだことが思い出される。可愛がってくれた叔父は釣りが好きで、砂浜や桟橋でよく釣りをしていた。1月5日は叔父の13年忌だった。
辺野古に巨大な新基地を造って名護が良くなることなどあり得ない。やんばるに米軍基地を集中させ、沖縄を分断してなにが「負担軽減」か。失われた自然の海岸は二度と戻らない。殺戮と破壊の基地のために辺野古の浜と海を埋め立てさせてはならない。