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Channel: 海鳴りの島から
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12月21日の高江の様子

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 16〜21日の週の高江は、連日N4ヘリパッド2の工事が行われた。21日(土)も午前8時過ぎに作業員7名ほどがN4にやってくると、午前、午後とバックホーやチエンソーを使って工事を行っていた。19日(木)には県の環境保全課による赤土流出の現場立ち入り調査が行われている。県の担当者は、工事全体の2割程度の進行状況、と語っていたようだが、12月に入って雨の日が多いこともあり、思うように工事がはかどっていないようだ。

 今年1月にN4ヘリパッド1の工事現場で土砂崩れが発生した。ヘリパッドの無障害物帯南側斜面が崩壊し、接地帯ぎりぎりまでせまるという状態になって、工事を請け負っていた大米建設はその対応に追われた。さらにその事実が社会的に暴露されて県や東村、県議会代表、国会議員などが現場を立ち入り調査する事態となった。そのためにヘリパッド2の工事では、赤土流出対策がより厳しく指導されている。それが工事の遅れをもたらす大きな要因となっているのは間違いない。

 N4ヘリパッド2の完成が遅れれば、その間、米軍がN4ヘリパッドを自由に使用するのが難しくなる。時々、ヘリが離着陸することはあるが、MV22オスプレイはまだ1度しか着陸していない。集落に最も近いN4ヘリパッドをオスプレイをはじめとした米軍機に使わせないためにも、建設反対の取り組みをもっと大きく広げたい。

 21日は工事の遅れを取り戻すために、4トントラックを追加で入れようとしていた。土曜日にもかかわらず、多くの人がヘリパッド建設反対の取り組みに参加しており、運転手は強引に入ろうとしたが、しばらくして諦め引き返していった。行動参加者が多ければ、このようなことも可能である。

 年末年始も反対行動は取り組まれるので、ふだんは仕事で参加できないが冬休みを利用して自分も何かやりたい、という人はぜひ高江まで足を運んでほしい。

 


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