25日(月)の高江は、未明に土砂降りの雨が降った。さらに午前中は小雨が続いたが、N4のヘリパッド建設現場には午前8時40分頃に作業員1人が姿を見せ、15分ほどして引き返していった。先週は伐採した木の根株を掘り起こし、搬出する様子や赤土濾過装置を搬入する様子が確認されている。かなりの雨が降ったので、赤土流出がないか工事現場の様子を見に来たのかもしれない。その後、白のパジェロに乗って作業員4人が現場に来て、午前中何かの作業を行っているが、重機等は動いていない。
お昼頃、丸政工務店のワゴン車1台がメインゲートから入り、3人を乗せて引き揚げていった。前日にはメインゲート北側の森から作業員が出た跡が残っていて、日にちをずらして北部訓練場から出たようだ。ここのところ作業員たちは、いったん基地内に入ると2週にわたって作業を行っている。23日(土)は勤労感謝の日だったが、この日もヘリパッド建設工事が行われた。沖縄防衛局は長期間にわたって作業員を基地内に拘束し、公休日にも労働を強いるあり方をすぐに止めるべきだ。
沖縄県選出の自民党国会議員たちが、総崩れで普天間基地の「県外移設」の公約を投げ捨て、辺野古「移設」容認に転換した。みんなで転べば怖くない、と言わんばかりの無様な有様だ。これまで鳩山元首相や民主党に対し「公約違反」を批判してきたのは誰だったのか。恥知らずもいいところだ。「台所から嘘をつく」が売り物の島尻あい子議員をはじめ、しばらくは選挙がないから何とかなる、と県民をなめきっているのだろう。
国会議員をひっくり返したら次は自民党県連、その次は仲井真知事と日本政府・自民とは考えているのだろうが、そうやって強引にことを進めていって、最後は力で沖縄県民をねじ伏せることができると考えているのだろうか。普天間基地のゲート前でやったように機動隊を導入して反対する住民をゴボウ抜きにし、排除すれば、工事を強行できると考えているのだろうか。力で抑えれば沖縄県民は泣き寝入りするとでも思っているのだろうか。
そんな甘いものではないことを、日米両政府は知るだろう。