8月3日は午前8時40分頃に普天間基地野嵩ゲートに行った。ゲート前に座り込んでいる県民を機動隊が強制排除しているところで、ゲート前に行こうとしたら、歩道を封鎖している機動隊の壁に阻まれて、一度目は仰向けに倒されてしまった。さすがにムカッときて、二度目は強行突破して座り込みに参加した。しかし、写真をろくに撮る間もなく排除の対象となり、必死に抵抗したのだが、機動隊に手足をつかまれて持ち上げられ、歩道に運ばれた。
http://www.youtube.com/watch?v=wjem-IdS1r4&feature=youtu.be
歩道に押し込めて県民の動きを規制しようとする県警に対し、抗議の声をあげた。
県民を歩道に押し込めた上で、バスを移動して外から見えないようにし、機動隊と私服刑事が連携して暴力的な弾圧を加える。県警のいつもの汚いやり口が行われた。
機動隊の暴力的な弾圧で倒れる人も出て、1人が救急車で運ばれた。
野嵩ゲートをはさんで、横断歩道の向こう側でも抗議行動が行われ、反対側の歩道では集会が開かれた。その間も、県民の抗議と抵抗が粘り強くくり返された。
糸数慶子参院議員、照屋寛徳衆院議員、赤嶺政賢衆院議員が県警に対し、不当な弾圧を止めるよう申し入れを行っていた。
http://www.youtube.com/watch?v=boIE-Zx3eW0
MV22オスプレイの岩国からの飛来が遅れるとのことで、午前11時頃から休憩に入った。その後、午後3時に再び集まって集会を開いた。午後4時半頃、オスプレイ2機が北の空に姿を見せ、抗議する県民の上をヘリモードで通過して、普天間基地に降りていった。野嵩ゲート前に集まった県民は抗議のシュプレヒコールをくり返した。
安倍首相は、危険なもの、厄介なものは、1日でも早く山口から沖縄に移動させたいようだ。ヤマトゥと沖縄に対する基地負担の二重基準は、今さら指摘するまでもない。仲井真知事や県議会、全市長村長と議会が反対する中で、オスプレイの追加配備を強行する。これは沖縄には民主主義と憲法を適用しないと日本政府が宣言しているようなものだ。
集会が開かれている野嵩ゲート前のガードレールに、誰が書いたのかメッセージが貼られていた。まさにそのとおりだ。日本政府にこれだけバカにされてもウチナンチューが怒りを行動で示せないなら、沖縄にろくな将来はない。
4日(日)、5日(月)も午前9時から普天間基地野嵩ゲート前で抗議行動が取り組まれる。特に5日は残りの10機が飛来する予定となっている。時間の都合がつく人は、ぜひ野嵩ゲート前に集まってほしい。
政治への参加は選挙に投票したから終わりではない。沖縄県民が自ら行動に立ち上がらなければ、基地の「負担軽減」どころか、在沖米軍・自衛隊の強化が進められ、沖縄の「負担増大」が進むだけだ。日本政府は沖縄県民の動向を注目している。直接行動への参加者が少なければ、沖縄では何をやっても大丈夫、とあしらわれる。「沖縄差別」を口にするなら、自らの行動でその「差別」をはねのけましょう。