７月２９日の高江では、午前９時２０分頃からＮ４のヘリパッド２建設予定地付近から草刈り機の音が聞こえだした。その後、チエンソーで樹木を伐採する音も聞こえだした。２６日（金曜日）には、沖縄環境保全研究所の調査員７名が、午前７時前に森から建設予定地に入り、午後６時頃まで調査を行っている。無理をしてでも先週で環境調査を終え、今週から建設予定地やその周辺の樹木伐採に入ったようだ。
同時刻に那覇市の沖縄県庁では、県の環境保全課がヘリパッドいらない住民の会に対し、赤土流出等防止条例による事前調査の報告を行い、住民の会からは工事中止の申し入れを行っていた。県や住民の会をあざ笑うような沖縄防衛局のやり方に対し、環境保全課も毅然と抗議すべきだ。
大米建設が行ったＮ４ヘリパッド１の建設工事では、工事期間中に土砂崩れを引き起こすという失態を演じている。今回の建設予定地も、東側は急峻な崖になっており、土砂崩れが発生する危険性が大きい。それがなくても、森林伐採自体がやんばるの森の破壊である。この工事をこれ以上進めさせてはならない。多くのみなさんが、早朝から監視・阻止行動に参加されるよう呼びかけます。
チエンソーによる森の破壊音が響くなか、Ｎ４テントの近くでホントウアカヒゲがつがいで餌をとっていた。写真は雌の方。美しい鳴き声、姿形ともに愛されてきた小鳥で、国指定の天然記念物。高江では森を歩けばよく目にする。
こちらも今日（２９日）Ｎ４テントの近くで見かけたハナサキガエル。沖縄島北部・やんばるの森だけに生息するカエルで、沖縄県の絶滅危惧?Ｂ類に指定されている。ヘリパッドの建設は、すぐそばを流れる沢にも深刻な影響を与え、こういう貴重な生物の生息地が失われる。沖縄の自然を愛する皆さん、ぜひ高江に駆けつけてください。ヘリパッド建設を止めさせましょう。