先週末、国頭村のタナガーグムイに行った。米軍は米国独立記念日に続く連休で、友人や家族と連れだって遊びに来た米兵たちが40名ほどもいて、クムイ(池)で泳いだり、ロープにぶら下がって飛び込んだりしていた。米兵たちにも人気スポットのようだ。
クムイの下流に10メートルくらいの高さの飛び込み場所がある。米兵たちもさすがにここから飛び込むのはごくわずかで、2人の若い米兵が撮ってほしそうに合図して、岩鼻からジャンプしていった。
タナガーグムイに上り下りする斜面に、バーバートカゲがいた。鮮やかな瑠璃色の尾をひいて、しゃがんでカメラを構えている私の足下に寄ってきた。近縁種のオキナワトカゲは、以前は今帰仁村でもごく普通に見られ、実家の裏庭でもよく目にしたが、生息地の開発やマングースーの捕食、ペット用の乱獲などで、最近はめっきり数が減っている。
バーバートカゲは、北部訓練場のメインゲート前で監視活動をしているときも時々目にする。琉球列島の固有種で、環境省レッドリストの絶滅危惧?類に指定されている。この美しいトカゲが棲むやんばるの森に、これ以上ヘリパッドを造らせてはならない。