4月10日は水曜行動で、北部訓練場メインゲート前に午前10時過ぎに集まり、リレートークや車両へのPR活動を行った。迷彩色の戦闘服を着た米兵は乗用車2台だけで、「ノー オスプレイ!」とあびとぅばして抗議した。
リレートークでは、4月9日付琉球新報に載っていた記事について話した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-205074-storytopic-5.html
林道工事やダム建設、植林事業などでやんばるの森が皆伐され、ノグチゲラの営巣に適したイタジイの大木が減少している問題は、何十年も前から指摘されてきたことだ。高江では県道のすぐそばでノグチゲラがドラミングし、餌をとる姿が見られるのだが、深い森の奥で生きてきた鳥が人目に容易にさらされること自体、本来はあってはならないことなのだろう。ノグチゲラにとって森が失われることは、巣作りだけでなく雛への給餌も困難をきたすことになる。
北部訓練場でのオスプレイやヘリの訓練は、営巣、繁殖の困難さに輪をかける。米軍は自国で希少種の生息を脅かす訓練を行えないはずだ。東村は2010年6月にノグチゲラ保護条例を制定している。オスプレイの爆音や下降気流がノグチゲラの生息に与える脅威を考えれば、東村はノグチゲラの繁殖期におけるオスプレイの訓練中止を求めるべきであり、米軍もそれに正しく応えるべきだ。
ヘリパッド建設はノグチゲラだけでなく、多くの植物を殺し、危機にさらす。3、4月に森を歩いていて目にした花のいくつかである。
レンギョウエビネ
カクチョウラン
キンギンソウ
コクラン
ヤンバルミミズバイ
コモウセンゴケ
最後は車の中に入り込んでいたカミキリムシ。金属光沢が美しかった。今帰仁ではカミキリムシをハラジケームシ(髪喰い虫)という。子どもの頃はよく髪を食べさせて遊んだ。
森の中を歩いていて、先週はブヨに右腕だけで60カ所以上刺されてしまった。長袖を着ていたのだが、布地が薄くひどい目にあった。赤いポツポツができるくらいで、腫れたり熱を出したりはしないのだが、3〜4日は痒くてたまらなかった。N4やメインゲートのテント周辺でもブヨに刺されたりする。アレルギー体質でブヨに弱い人はご注意を。