3月30日午後3時から宜野湾市社会福祉センターで「オスプレイ・基地撤去 普天間基地ゲート前行動6ヶ月集会」が開かれたので参加した。昨年の9月27日から30日にかけて、普天間基地の主要3ゲートを市民の座り込みで封鎖した。MV22オスプレイの沖縄配備に反対し、普天間基地の撤去を求めて行われた市民の非暴力直接行動は、一時的であれ米軍車両の出入りを完全に阻止し、基地機能をマヒさせるという画期的な取り組みとなった。
9月30日の午後から夜にかけて、各ゲート前に座り込んでいた市民は、県警機動隊によって暴力的に排除された。力ずくでごぼう抜きする機動隊に対し、市民は腕を組んで座り込み、非暴力の抵抗を続けた。会場入口では、そのときの様子を撮影した写真展も開かれていた。集会のプログラムを以下に紹介したい。
1.開会のあいさつ ……… 島田善次さん(普天間爆音訴訟団団長)
2.島唄ライブ ……… 島袋艶子さん(でいご娘)
3.連帯のあいさつ ……… 山城博治さん(沖縄平和運動センター事務局長)
同 ……… 糸数慶子さん(参院議員)
3.伊佐浜闘争体験報告 ……… 花城清文さん
4.ゲート前行動の報告
野嵩ゲート ……… 喜友名稔さん
大山ゲート ……… 宮平光一さん
5.「普天間飛行場の閉鎖にむけて」 ……… 真喜志好一さん
6.連帯あいさつ
ヘリ基地反対協 ……… 安次富浩さん(ヘリ基地反対協共同代表)
中頭青年団協議会OB会 ……… 田場盛順さん(OB会代表)
嘉手納爆音訴訟団 ……… 平良眞知さん(嘉手納爆音訴訟団事務局長)
高江住民の会 ……… 石原岳さん
7.合唱「艦砲ぬ喰ぇぬくさー」 ……… 石原艶子さんと参加者全員
8.閉会のあいさつ・ガンバロウ三唱 ……… 秋山勝さん(沖縄平和市民連絡会事務局)
この半年間、普天間基地の大山ゲートと野嵩ゲートでは、命どぅ宝・さらばんじぬ会や普天間爆音訴訟原告団、平和市民連絡会を中心に、ゲート前での抗議行動や座り込み行動が継続されている。集会に集まった170人の市民は、これまで行動に参加してきた人たちが大半で、半年間の行動を振り返りながら、さらに取り組みを続けていこう!という一体感に満ちあふれていた。
アベノミークス(安倍の目糞)という発言や大山ゲートでの米兵への抗議の仕方に笑いが起こり、「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」の合唱には和やかな雰囲気となった。同時に、非暴力直接行動で米軍がいずらくなる島にしよう、という強い意志が貫かれたいい集会だった。