27日は午前中小雨模様で、N4やメインゲートのテント周辺は霧が濃かった。水曜行動で、訓練に来る米軍に抗議する予定だったが、前日に大型トラックとバスで米兵は引きあげており、この日は米軍車両、オスプレイなどの目立った動きはなかった。
参加者でリレー発言し、北部土木事務所での沖縄防衛局による辺野古埋め立て申請の様子、愛媛県におけるオスプレイ飛行と県民の反応、普天間基地大山ゲートでの取り組みなどの報告があった。
昼食後、N4テント向かいの広場で元衆議院議員・古堅実吉氏の講話があった。これから毎週水曜日に連続講話が予定されていて、第1回は沖縄戦についての話がなされた。
沖縄戦当時、古堅氏は15歳で師範学校2年生だった。学生たちは師範隊として32軍司令部直属となり、古堅氏ら2年生20人は自治班に入り、班長の教師とともに司令部壕の発電所作業をになったという。次々と犠牲になっていく先輩や同級生、摩文仁の海岸近くの岩間に隠れてサトウキビで飢えをしのいだことなど、自らの体験を軸にしながら沖縄戦の概略を語っていた。次回以降、沖縄の戦後の状況について語っていくとのこと。
春休みで多くの人が沖縄を訪れていると思う。ぜひ高江まで足を伸ばして、やんばるの森とそこで行われている訓練を自分の目で確かめ、N4のテントで話を聞いてほしい。