３月１日は午後から高江に行き、工事が行われていないか様子を見た。作業員が着陸帯に撒水していたが、やましさを消せないのか、いまだに顔を隠して作業をしている。
今回、Ｎ４地区のヘリパッド建設工事を行った大米建設は、下地幹郎元衆議院議員のファミリー企業である。因果応報で下地氏は昨年１２月の選挙で落選し、下地氏の盟友・儀間光男氏も今年２月の浦添市長選挙で落選した。さらに下地氏は国民新党を離党するはめとなり、四面楚歌の状態だ。高江であれ辺野古であれ、沖縄で基地建設を強行すれば、必ず報いがある。県民の反対を無視して犠牲を強要したのだから、当然のことだ。
Ｎ４の近くの森にコモウセンゴケが群生している場所がある。沖縄ではよく見かける食虫植物で、小学生の頃、学校の帰りに葉っぱにアリを落としてみた記憶がある。
１日の集会で紹介されていたリュウキュウヒメジャノメもＮ４周辺でよく見かける。実家の裏庭でもよく目にするので、ありふれた蝶としか感じていなかったが、琉球列島の固有種とのこと。
みちゃぬみーから出じてぃしきなだったのか、しるすがいのアタビチャーが赤みちゃーの上でちるだやーしていた。樹木が伐採されたあと木が生えないままの場所で、以前、米軍が使っていたということから、枯れ葉剤との関係を疑う声もある。表土が失われ、痩せた赤土が剥き出しになると、元の森に戻ることの難しさを実感させる場所である。
１日から東村のつつじ祭りが始まっている。週末、やんばるに行かれる方は、ヘリパッド＝オスプレイパッド建設現場にも寄って、集落の近くにオスプレイの訓練施設が造られている状況を見てほしい。やんばるの森を世界自然遺産にするためにも、ヘリパッド建設に反対しましょう。