4月10日は辺野古で新基地建設反対の行動を続けている島袋文子さんの96歳の誕生日だった。
夜、ティダの会でささやかながらお祝いをした。
文子さんは足が弱って車椅子で移動しているが、知性も言葉もしっかりしていて、できる限り抗議行動に参加したいという強い意志も変わりない。
体調に異変がある時は、名護市議の大城敬人さんが深夜でも家に駆けつけ対処している。日々、支えてくれていることに感謝の言葉があった。
厳しいたたかいを続けてきた二人の姿には頭が下がる。
沖縄戦を体験した高齢者が、新たな米軍基地建設に反対するため、体を張って行動しなければならない。
これが敗戦から80年の日本の現実であり、それを許しているのは沖縄に米軍基地の大半を押しつけ、「平和と安全」を享受している者たちだ。
米軍基地問題は「沖縄問題」ではない。沖縄に基地を押しつけている者たちの問題なのだ。
いつまで沖縄の高齢者にたたかわせているのか。わが身に問うてほしい。