31日は沖縄県庁に出かけ、午前中はヘリパッドいらない住民の会が行った県環境保全課への要請行動に同行し、午後は県庁記者クラブで行われた記者会見に参加した。
http://www.rbc.co.jp/rnews.php?itemid=43122
以下に、ヘリパッドいらない住民の会が県に提出した要請文を資料として紹介したい。
2013年1月31日
仲井真弘多 殿
ヘリパッドいらない住民の会
高江オスプレイパッド建設の即時中止と工事現場立ち入り調査を求める要請
今年1月26日付の琉球新報、翌27日付の沖縄タイムスの新聞報道から、N4地区内にて現在建設中のオスプレイパッドに隣接する法面が崩落している事が明らかになりました。
この崩落は1月8日ごろ既に発生していたにも関わらず、沖縄防衛局がメディアからの質問に対して回答したのは2週間以上経過した同月25日と極めて遅く、土砂流出という重大な事実を隠蔽してでもオスプレイパッドを完成させようという沖縄防衛局の強引な姿勢が覗えます。
更に沖縄防衛局は、崩落の発生日時・規模及び流出した土砂の量・原因・斜面復旧のめど等、問題の核心については一切回答しないまま「工事に影響があるものではない」として現在も強引に工事を進めています。
場所の選定や工法等、根本的原因が多数考えられるにも関わらず、それを明らかにしないまま工事を継続し、完成後は巨大なオスプレイが繰り返し離発着するような事になれば、更なる崩落や事故につながる危険は避けられません。
今回の崩落は、その規模の大小に関わらず、正式なアセスメントもなされないまま様々な希少種が存在するやんばるの森で起こったこと自体が問題であり、崩落斜面下方に位置する福地ダムが赤土に汚染されれば、沖縄本島広域に直接影響が及びます。これは私達がかねてから警鐘を鳴らして続けてきた、オスプレイパッド建設による沖縄の自然と暮らしの破壊が現実化したことに他ならず、極めて残念でなりません。
この深刻な事態を受け止め、直ちに以下の事項について実現してくださるよう沖縄県に対し要請いたします。
記
1.現在行われているオスプレイパッド建設工事の即時中止命令
2.議員・メディア・地元住民代表同行での崩落現場立ち入り調査と原因究明
3.流出した土砂の除去と自然の回復措置
4.高江区周辺地域におけるオスプレイパッド建設計画の見直しを日米両政府に対し求めること
以上