紹介する写真は2月27日の午前11時24分から45分頃の間に撮影したものだ(一番最後の写真は別)。
美謝川切り替え工事で国道329号線の東側(第2ゲート側)では、立坑内で掘削した土砂をクレーン車で外に出していた。
土壌改良の薬剤注入で黒くなった土砂がバケットからこぼされると、ショベルカーで敷きならす作業がくり返されていた。
国道329号線の西側(辺野古ダム側)では立坑内で作業が行われていたが、内容はつかめていない。
立坑の奥の森に向かって、掘削して坑内から出た黒い土砂がショベルカーで両側に敷き固められ、仮設道路を作る工事が進められている。
沈砂池に溜まっていた薬剤混じりの汚濁水は、27日の午後に専用のバキュームカーが来て処理していた。
辺野古弾薬庫の新ゲート建設工事では、周辺の丘の法面を削って沈砂池を埋める作業が進められている。
沈砂池の東側では立坑が2か所に造られ、山留作業が行われている。排水路の建設が行われているのだろうか。
西側は森が切り開かれ、造成が終わって工事車両の動きはなかった。
法面に団粒化剤とともに吹き付けられた草の種子が芽吹いている。
今あるキャンプ・シュワブやキャンプ・ハンセンも、いや、すべての米軍基地がこうやって森や集落、耕作地を破壊し、建設されていったのだろう。
団粒化剤の毒々しい緑が草の緑に替わり、上部だけはきれいにされて、かつてあった森の景色は忘れられる。
そして、殺戮と破壊のための弾薬が奥の倉庫に保管されていくのだ。
27日の2回目の資材搬入の際、工事用ゲートの内側にいた沖縄防衛局員の姿である。
不気味としか言いようがない。