ここで紹介する写真は8月23日に撮ったものだ。
辺野古弾薬庫新ゲート建設工事のため、キャンプ・シュワブ第2ゲート付近から300メートルほど国道329号線が片側通行となっている。
そのため、通勤・退勤時には大渋滞が発生し、住民生活に支障が出ている。
本来の歩道も封鎖されていて、その先では弾薬庫への新たな出入り口が造られようとしている。
このカーブは見通しが悪い上に、名護方面からは下り坂になっていてスピードが出やすい。
もともと危険な場所に新しいゲートが造られ、車両が出入りすることになる。安全性よりも米軍の利便性を優先した悪質な工事だ。
辺野古弾薬庫では弾薬庫の建て替えだけでなく、新ゲートの建設など大掛かりな工事が行われ、機能強化がなされている。
対中国の最前線として沖縄島北部への海兵隊基地の集中・強化が進められている。
辺野古新基地建設と連動した辺野古弾薬庫の強化は、自衛隊との共用化や核兵器の保管など新たな問題につながっていく
国のやることに逆らっても無駄だ。あきらめと負け犬根性が沖縄人のなかにはびこるように仕向ける。このような日本政府の沖縄に対する姿勢は今に始まったことではない。明治の琉球併合以来、一貫して行われてきたことだ。
その一つの帰結が沖縄戦である。日本政府の狙いに屈したら沖縄の将来は暗澹たるものになる。
「台湾有事」を煽り、琉球列島で戦争の危険をつくり出して金儲けをする。日米の軍事利権に群がる者たちの思惑通りにさせてはならない。