11日(金)は1回目の座り込みに参加しようと辺野古の工事用ゲート前に行ったが、お盆休みに入ったらしく、ゲートは閉まったままで資材搬入は行われなかった。
美謝川切り替え工事や辺野古弾薬庫新ゲート工事の様子を見たあと、午前10時25分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
こちらもお盆休みに入っているのだろう。作業員の動きは見られなかった。
午前10時57分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
こちらも作業は行われておらず、平和丸が海案内を行っていた。
台風6号で崩れたK9護岸もそのままで、復旧作業をやっている様子は見られなかった。
K9護岸は辺野古側の埋め立てを急ぐあまり、側面に被覆ブロックを設置することなく、根固め用袋材を積んでごまかしてきた。
東側の側面には消波ブロックを設置してあるが、西側にはそれもなかった。
本来は護岸としてもっと伸ばすところを、土砂を積んだランプウェイ台船が接岸する桟橋として目的外使用するため途中でやめた。
そればかりでなく、沖縄防衛局は被覆ブロックや消波ブロックの設置という護岸の保護措置すら怠ったのだ。
新基地建設に反対する沖縄県民の民意を挫き、埋め立て着工という既成事実をつくり出すため、沖縄防衛局はこれまで拙速に工事を強行してきた。
その結果が今回のK9護岸の崩落である。この無残なK9護岸の姿は、沖縄防衛局が強行してきた工事のでたらめさを象徴している。
自然の力を舐めて大浦湾側の工事を強行すれば、軟弱地盤や活断層の問題がもっとひどい形で被害をもたらすだろう。
お盆休みでごまかさずに、沖縄防衛局は台風で発生した工事の問題を市民に明らかにし、工事を中断すべきだ。
N2護岸の先端部で天端に敷いた鉄板(赤錆びている)がめくれているのが分かるが、その奥に見えるK8護岸でも、天端の鉄板が何枚か海に落ちているのが確認できる。
K9護岸の隣にあるビーチの奥の森を見てほしい。
上が7月21日に撮影したもので、下が今日撮影したものだ。森の一部で土砂崩れが起こっているのが分かる。
森の上の土砂は吹き付けてあった団粒化剤が流れ落ち、赤土が露出している。これらの赤土流出対策はきちんとなされているのか。ビーチの建物の前の道路には赤土が流れ出している。
今回の台風6号により基地内でどのような問題が発生しているか。日本政府・沖縄防衛局は沖縄県に立ち入り調査をさせるべきだ。