北朝鮮が「ミサイル」を発射したと、沖縄では朝っぱらから役場のスピーカーが鳴り響いている。
テレビでも「大本営発表」を垂れ流しているのだが、あまりのくだらなさにうんざりする。
本当にミサイルで攻撃するつもりなら、事前に発射の通告をするはずがない。
ミサイルなら爆発物を積み、攻撃目標が設定されているはずだが、どこにそんな事実があるというのか。
人工衛星(軍事偵察衛星)の打ち上げを「事実上のミサイル」発射というなら、日本は同じことをしていないというのか。
軍事偵察衛星の打ち上げと報道する一方で、ミサイルという言葉を平気で使うマスコミは、市民を戦争に駆り立てた戦前・戦中と同じ役割を果たしている。
仮にロケット打ち上げに失敗し、破片が落下してくるとして、不規則軌道で落ちてくる破片をPAC3で迎撃できるのか。
できもしないことをできるかのように宣伝し、報道して、自衛隊の強化、軍事費増大に結びつける、という狙いが見え透いている。
今、「避難の解除」の放送が流れているのだが、どの方向に発射されたかも把握できていなかったのだ。ばかばかしい。