23日(火)は午前9時前にキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
1回目は14人の市民が参加し、ゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて、工事車両に違法工事をやめるよう訴えた。
新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、沖縄県知事選挙や各市町村の議会議員選挙の取り組みもあり、抗議行動の現場は団体やグループによる参加が厳しくなっている。
それでも、現場での抗議行動を維持するために、今日も朝からやってくる市民の姿がある。
イベントや大きな動きがあるときはマスコミも注目するが、こういう地味な日々の行動には目を向けない。写真家やドキュメンタリー作家という人たちも同じだ。高江でもずっとそうだった。
しかし、こういう困難な時期でも現場で行動を続ける人たちがいるからこそ、運動が大きく盛り上がる時がくる。本当に大変なのは機動隊とぶつかる時ではなく、地味な行動を粘り強く続けることなのだ。
1回目は砂利を積んだトラックや空のトラック、生コンのミキサー車、ショベルカーを積んだトレーラー車、足場用の資材などが搬入された。
ゲート前でシュプレヒコールをして1回目の抗議行動を終えたあと、一人でビラ配布をやったのだが、暑いなか4時間以上歩きまわって汗(あし)ばったいし、さすがに疲れた。
午前11時頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ダンプカーで土砂を運んできて、②区域に投入する作業が行われていた。
K4護岸のそばには大きな土砂の山ができている。海側からも護岸の高さを越えて赤土の山が見える。
土砂の陸揚げを優先し仮置きしておけば、海が荒れてガット船が移動できない時でも、埋め立て工事は進められる。ガット船も早めに土砂を下ろし、塩川沖に戻れるのだろう。
この日はガット船4隻(進朋、かいおう丸、聖嶺、寿鷲丸)が大浦湾に入っていた。