連日、午前11時から1時間ほど白銀橋の十字路で街宣活動を行っている。当然、市長選挙の応援活動はこれだけではない。
街宣車の運転手や電話作戦、声掛け、チラシ配布その他、自分ができることをそれぞれやっている。
チラシ配布をしながら名護市内をあちこち歩きまわっていると、岸本、渡具知両候補の本人演説、応援演説を耳にする。
渡具知候補が市民に訴える政策の眼目は、再編交付金を使った子育て支援なのだが、まるで名護の子どもたちは基地の恩恵を受けていて、再編交付金がなければ保育費や学校給食費の無償化はできないかのような言いぶりだ。
マスコミもそれを無批判に報じるので、名護の親たちは基地の恩恵で子育てしているかのような印象を与えている。よその地域より子育てに恵まれているのだから、辺野古新基地を受け入れるのは当たり前、あとで被害を受けても文句を言うな、という雰囲気が作られている。
情けなくもひどい話だ。どうして名護市民だけが、子育てと新基地受け入れを結び付けられなければいけないのだろうか。名護の子どもたちは基地の恩恵で育てられた子どもたちと、渡具知候補は言うつもりか。
怒りが込み上げてならない。