7日(月)は天候が悪く、海上行動は中止となった。
午前8時54分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、市民有志による座り込みに参加した。小雨が降る中、20人近い市民が集まり、1回目の資材搬入に抗議した。
1回目はショベルカー2台に砂利、砂などが搬入されたが、入った車両の多くは空のダンプカーだった。基地内の工事で出た残土を搬出するのだろう。
政府や東京都はオリンピックを強行するつもりらしいが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、オリンピックがしょせん利権屋どもの金儲けの場でしかないことが、醜悪なまでにあらわになった。
人の命や住民の犠牲を顧みずに、一部の企業や政治家どもが金儲けに突っ走るのは辺野古の新基地建設も同じだ。黙って見過ごすわけにはいかない。明日の生活もままならい人も多いなか、私腹を肥やすことに明け暮れる連中に、怒りをぶつけなければさらに図に乗るだけだ。
工事用ゲートの上に単管を組んで足場が造られている。ゲート周辺には監視カメラも増設されており、市民の抗議行動を監視し、弾圧するために使われるのではないか、という警戒の声が聞こえた。
少し前に辺野古の集落内を走行している米軍車両の写真が県内紙に載った。写真を撮ってメディアに提供した人に対し、嫌がらせが相次いでいる。今朝も店の宣伝用のぼりが倒され、盗まれたものもあるとのことで、警察が来て現場検証を行っていた。
基地問題に対して沈黙を強いようとする卑劣な嫌がらせを許してはならない。新型コロナウイルスの緊急事態宣言下で、抗議する市民の動きが弱まっていることをチャンスと見て、市民運動をつぶそうと画策する者たちに警戒しないといけない。
コロナだからと引きこもっているだけなら、これまで築いてきた運動の地盤が崩されていく。こういう状況下でもやれる運動を工夫して行動しないと、現実はどんどん悪化していく。
午前8時24分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。ガット船4隻(聖嶺、marumasa2号、神峰、栄雄丸)が大浦湾を出ていくところで、入れ替わりにガット船4隻(第八丸喜丸、第百三十六伊勢丸、國喜18、鶴美丸)が入っていった。
K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、②工区に土砂が投入されていた。
②工区ではまた、これまでアジサシの産卵防止のために張られていた青いネットが、一部で取り除かれていた。新たな場所に嵩上げのための土砂が投入されるのだろう。
午前19時44分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸にはランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K8護岸でも陸揚げが続けられていた。
朝入ったガット船は、鶴美丸以外の3隻がランプウェイ台船に土砂を移し替えていた。
午前11時7分頃、ジンガムイから安和の琉球セメント桟橋を見ると、ガット船・第八高砂丸に土砂を積み込んでいた。