5月も最終日となった。31日(月)は強風のため、抗議船・平和丸1隻を出して海上から工事の様子を監視した。
午前8時25分頃、ガット船1隻が大浦湾から出ていき、入れ替わりに2隻(第八丸喜丸、栄雄丸)が大浦湾に入った。
湾内に残っていた第八高砂丸がデッキバージに土砂を移していた。入ったばかりの栄雄丸はいつも停泊している長島近くに移動し、ランプウェイ台船・屋部5号に接舷して土砂を移す準備を始めた。
第八丸喜丸は、第八高砂丸が移し終えた後にデッキバージに接舷し、土砂を移していた。
強風で海が荒れていたせいか、K8・K9護岸ともに土砂の陸揚げが行われていなかった。いつもなら午前7時には陸揚げが始まっている。
この日は、K8にはほぼ空のランプウェイ台船が接岸していたが、ショベルカーは乗り込んでおらず、ダンプカーの姿もなかった。
K9護岸はランプウェイ台船が接岸していないようだった。ここでも土砂を運ぶダンプカーの動きは見られなかった。
先週、5月26日(水)午後5時10分頃、辺野古埋め立て用土砂を運搬しているガット船・第八そうほう丸が本部港塩川地区沖で座礁事故を起こした。同28日(金)午後12時半頃には、沖縄防衛局にやとわれた警戒船が安和の琉球セメント桟橋近くで座礁事故を起こしている。さらに同29日(土)午前11時45分頃には、辺野古沖で警戒船が油流出事故を起こしている。
先週は辺野古新基地建設に関わる船が、立て続けに3件も事故を起こしている。それもあって慎重になったのだろうか。もとより、風がなくてもこの工事は即刻止めるべきなのだ。
辺野古崎の作業ヤードに積まれている砕石の量が、目にするたびに増えている。いずれ N2護岸の建設に向けてサンゴの移植が始まるだろうが、その動きにも注意を払っておかなければならない。
テント2から松田ぬ浜に続く道路の清掃などを行い、午前11時25分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。土砂を運ぶ車両やブルドーザー、ローラー車などの動きはなく、土砂の投入は行われていなかった。
辺野古崎側の②-1工区では、所々に山盛りになった土砂があり、ショベルカーが広げているようだった。
②工区は北側半分にアジサシの産卵を妨害する青いネットが張られ、南側半分の嵩上げが先に行われている。連日の雨で水溜りができていた。
午前11時41分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9・K8護岸ともに土砂の陸揚げは行われていなかった。
第八丸喜丸がデッキバージに土砂を移していた。湾内にはほかに第八高砂丸、栄雄丸、清明が停泊していた。