高江の住民や泊まり込んでいる支援者の話によれば、昨日(29日)はMV22オスプレイの夜間訓練が高江でも行われたという。住民の生活はもとより、ヤンバルの森に棲む生き物たちにも爆音は悪影響を与える。日に日にエスカレートしていくオスプレイの訓練だけでなく、騒がしいのは他にもある。30日は早朝から、北部訓練場で演習を行っている米兵たちの叫び声や銃声が、監視行動を行っている住民・支援者の耳にも届き、ヤンバルの森の静謐さを破っていた。
午前7時過ぎに、新川ダムの奥で待機していた建設業者の車両(レンタカー)を発見した。いつも高江にやってくる若い運転手が1人で乗っていて、見つかると山道を飛ばして逃げていった。そこで他の作業員と落ち合う予定だったのかもしれない。レンタカーが見つかったため、別の車を使いN4のオスプレイパッド建設現場に作業員を送り込んだようだ。残念ながら作業は止められなかったが、明日以降、監視体制を強めるためにも、ぜひ多くの人に高江の行動に参加してほしい。
午後はメインゲートで、訓練から帰る米兵に抗議行動を行った。泊まり込みで訓練を行った米兵たちは、大型バス3台と大型トラック3台に分乗していて、他の米軍車両も含めてゲート前で車を止め、オスプレイ配備や海軍兵による性暴力事件、軍事演習に抗議の声をあげた。
米軍車両の前に立ちはだかり、円を描いてデモ行進をして、立ち往生させた。しばらく抗議をしてから外に出したが、イラクやアフガニスタンをはじめ世界各地で殺戮をくり返している米軍には、この程度の抗議はまだまだ生ぬるいのだろう、にやついている奴もいた。この腐り米兵どもを1日も早く沖縄から叩き出してやりましょう。沖縄戦から67年が経っても、いまだ米軍車両が我が物顔で県道を通っていく光景の異常さに、鈍感であってはなりません。
米軍車両が出たあとは、座り込みで抗議の意思を示した。30日は今帰仁村でオスプレイ配備に反対する集会があったので、いつもより早めに高江をあとにした。高江も辺野古も長いたたかいが続きます。人それぞれ条件は違いますので、長くやれる運動を自分なりに工夫してやっていきましょう。