高江では連日早朝から、オスプレイパッド建設阻止の取り組みが行われている。23日は前日をかなり上回る支援者が集まった。ただ、建設業者は午前6時15分頃にやってきており、十分に阻止体制を取れないうちに、森を通ってN4の現場に入られてしまった。22日も〈姿を見せなかった〉と書いたのだが、私が引きあげた午後4時半頃、作業員が森から出てきたという。こちらが監視体制を解いたあとか、これまでとは違うやり方で現場に入ったらしい。
まだ夜が明けきらないうちから森に入るのは、そこまでしなければ工事を進められない状況を作り出しているからでもある。10月にはオスプレイの本格稼働が始まる、と打ち出しながら、いまだオスプレイパッドが一つも完成しないことに、沖縄防衛局も焦りを募らせ、建設業者に圧力をかけているのだろう。現在は建設業者を現場に入らせないことが一番の焦点となっている。早朝からの行動は大変だが、ぜひ一人でも多くの支援をお願いしたい。
オスプレイの訓練が本格化するにつれ、機体の構造的欠陥に加え、訓練の危険性も増している。
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-10-23_40541
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-10-23_40579
米軍は沖縄を自由に使える軍事植民地としか思っていない。高江をはじめ県内各地で取り組まれている反基地行動は、沖縄に住む私たちが自らの生存、生活を守るための切実な行動である。誰だって自分の頭の上を毎日オスプレイが飛び回るのは嫌なはずだ。
今日は帰りに高江から辺野古に行き、キャンプ・シュワブのゲート前で抗議行動を行った。米兵たちの対応を見ると、レイプ事件が起こっても、大して気にもしていないようだ。綱紀粛正だの再発防止だのという言葉がどれだけ虚しいものか、沖縄に住んでいれば自明のことだ。軍隊は決して「よき隣人」にはなり得ない。