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Channel: 海鳴りの島から
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これ以上の埋め立てによる海の破壊は許されない

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 9日(月)は海上は風が強いとのことで、カヌーによる行動は中止となった。お昼過ぎまでテント2周辺の片付けなどを行ったが、合間にキャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議の座り込みに参加した。

 午前8時50分頃ゲート前に行くと、座り込んでいる市民や周辺でカメラやプラカードを手にしている市民など30数人が集まっていた。一時小雨が降っていたが、天気が大きく崩れることはなく、新型コロナウイルスの感染に注意しながら今日も抗議行動が始まった。

 少しでも工事を止めたい、遅らせたい、という思いで皆ゲート前にやってきている。強制排除しようとする沖縄県警・機動隊に強く抗議する場面もあった。沖縄の民意を踏みにじり、工事を強行するから座り込みをせざるを得ない。どれだけ無理を重ねても十数年後に完成しているかどうか分からない工事のために、沖縄県民同士が無用な争いをさせられている。

 ゲート前から排除されても、車列が途切れた時に再び三度ゲート前に集まり、デモ行進とシュプレヒコールで抗議を繰り返す。機動隊に規制されながらも、ゆっくりと歩いて抵抗している女性たちもいた。

 午前10時20分頃、豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見た。K8護岸に接岸しているランプウェイ台船はなかったが、K9護岸から運ばれてきた土砂が②-1工区に投入されていた。

 K1護岸とK4護岸の内側にはゲートから入ったミキサー車が並び、嵩上げ工事で生コンの打設を行っていた。K2護岸からK1護岸に伸びてきた壁は、海岸のところまで工事が進んでいる。大浦湾の軟弱地盤を論じる前に、いま進められている工事を止めるために力を尽くさなければならない

 昨日、資料として「金武湾を守る会ニュース」をブログに載せた。学生時代、反CTSのデモや集会に何度か参加したが、海中道路は市民の目がないので機動隊の弾圧が酷く、ジュラルミンの盾の水平打ちで目の上を切り、血を流しながらデモをしている学生もいた。

 1972年の施政権返還後、沖縄の清ら海がどれだけ埋め立てられ、破壊されてきたか。今も泡瀬干潟や辺野古新基地で埋め立てが進められ、浦添軍港でも新たな埋め立てが計画されている。浦添市長選挙には、埋め立て反対を明確に打ち出し、争点にする候補者を出すべきだ。沖縄の次の世代に残すべきは、軍港ではなく自然の海岸だ。それを実行できなくて、何のための「オール沖縄」か。

 午後1時過ぎ、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸では土砂の陸揚げが行われていた。K8護岸ではこの時間帯にも陸揚げは行われていなかった。

 ガット船は聖嶺、聖嘉、第二十八旭丸、かいおう丸が停泊し、前の3隻はランプウェイ台船に土砂を移していた。

 


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