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Channel: 海鳴りの島から
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本部港塩川区で埋め立て土砂の積み込みに抗議

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 13日(火)本部港塩川区に行き、辺野古の埋め立てに使用する土砂の積み込みに抗議した。

 塩川に行く途中、午前9時22分頃、安和の琉球セメント新桟橋の様子を見た。新桟橋には石炭船・OCEAN SYMPHONYが接岸していた。同船は一昨日から石炭を下ろしており、この間、新桟橋での土砂積み込みは行われていない。

 先端部にはセメント運搬船・琉仁丸も停泊していた。これが本来の新桟橋の使い方である。

 午前9時40分頃、本部港塩川区に着くとランプウェイ台船・東栄三号と呉屋7号が並んで土砂の積み込みを行っていた。東栄三号は土砂を積み終えて離岸しようとしていて、間もなく桟橋を離れて沖に向かっていった。

 塩川で積み込まれる土砂は、安和で積み込まれるそれと比べても赤土の割合が多く、どこが黒石岩ズリか、という代物だ。こんな物でも相場以上の値が付けられ、辺野古の海に投じられ続けている。

 塩川沖にはガット船が並んでいる。積み込みを終えたランプウェイ台船はタグボートに曳航され、ガット船に横付けされると土砂の移し替えが行われる。安和と塩川で土砂を積んだガット船は大浦湾に向かう。その流れを断ち切ろうと、海と陸で抗議行動が取り組まれてきた。

 土砂の積み込みを少しでも遅らせ、台数を減らそうと、港内では今日も市民による抗議行動が行われた。この3日間は安和の琉球セメント新桟橋での積み込みがないので、塩川での積み込みを減らすことが大事だった。

 塩川での行動は広い港内で距離をとって行なえる。新型コロナウイルスの感染に対しては、比較的安全に行える場所だ。もちろん、マスクや消毒などの基本的な感染防止策は、徹底しないといけない。

 また、塩川では残業がないので、抗議で遅らせた分、土砂の積み込みを減らすことができる。埋め立て工事に与える影響という点では、塩川での取り組みが最も効率的と言える。本来、一番多く市民が集まっていい場所なのに、抗議行動への参加者が少ないのが残念でならない。

 塩川での行動の意義が、まだよく知られていないのだろう。ぜひ声を掛け合って塩川に足を運んでほしい。

 港内は粉塵がひどいので、定期的に散水車がやってくる。その水が排水溝から海に流れ落ち、白濁した汚染が広がっている。こういう状態を沖縄防衛局も沖縄県も放置しているのだから、ひどい話だ。辺野古新基地建設は本部の海も破壊しているのである。

 


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