16日の高江は、台風21号の影響で早朝から小雨模様だった。風が強まる中、多くの人が駆けつけて警戒にあたった。
午前8時過ぎに大米建設の作業員が、2台の車でやってきた。住民・支援者がすぐに対応し、N4のオスプレイパッド建設場に入ろうとするのをくい止めた。
作業班長の連絡を受けて11時15分頃に沖縄防衛局員が5人やってきた。交渉のすえ追い返したのだが、午後になって作業員だけ戻ってきて、4人が森を通り現場に入った。しかし、この日は台風対策が目的で、本格的な作業は行っていない。
交渉の中で沖縄防衛局員の1人が、建設しているのはオスプレイパッドではなくヘリパッドだ、とか、オスプレイの配備は去年米軍が通知するまで知らなかった、と発言していた。すでにオスプレイの本格的な運用が始まり、北部訓練場を頻繁に使用して、N4の既存のヘリパッドにも着陸している。にもかかわらず、いまだにこういう白々しい嘘を口にして恥ずかしくないのだろうか。ここまで鉄面皮にならなければ、沖縄防衛局員は勤まらないのだろうか。その場しのぎの嘘を重ねてきたその不誠実な対応が、オスプレイに対する県民の反発をここまで高めたことを、沖縄防衛局員はきちんと認識する勇気もないのだろう。
住民・支援者の話し合いの中で、普天間基地大山ゲートで連日午前6時から取り組まれている抗議行動の報告があった。いまも30〜40名ほどの人が参加していて、先週の金曜日には行動のあと、海勢頭豊さんのミニコンサートもあったとのこと。時々は楽しみを持ちながら、米軍への抗議を続けていきたいとのことだったが、沖縄県民の怒りはまだまだ足りないと言わんばかりの事件が起こっている。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-198133-storytopic-1.html
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-10-16_40274
集団強姦致傷の容疑で2人の米兵が逮捕されるという悪質極まりない事件である。なにが「よき隣人」「トモダチ」だろうか。軍隊は住民を守らない。空も陸も海も、米軍こそが沖縄県民にとって最大の脅威なのだ。