6月に入った。1日(月)は午後5時54分頃にナングスクから塩川沖の様子を見た。午後から北の風になったので、ナングスクからは船首を北に向けたガット船の集団が見られた。インターネットで確認すると、午後11時過ぎの段階で動いていない。
ナングスクは野良猫が多い。飼いきれなくなって捨てに来る人がいるのだろう。アリアケカズラの下で休んでいる猫が、かつてテント2にいたチャーを思い出させた。
午後6時13分頃、羽地内海の様子を見に行った。屋部3号と5号、呉屋5号と7号は停泊を続けている。
白人警察官によるジョージ・フロイドさんの殺害に対し、全米で激しい抗議行動が起こっている。人種差別や白人至上主義、貧困層の拡大と切り捨て、新型コロナウイルス対策の失敗。事件を契機として、トランプ政権に市民の怒りが爆発するのは当たり前のことだ。
米国が軍事予算の1割でも医療や貧困対策に回していたら、米国内の新型コロナウイルスの感染状況も変わっていたはずだ。貧しい階層、地域ほど犠牲が拡大する。失業率が史上最悪のレベルまで悪化しても、富裕層が気にするのは株価の動向だ。
正当かつ整然とした抗議行動が数多く行われていても、メディアは激しい衝突を報道したがる。しかし、一部であれ暴動や略奪が起こるのは、生活の苦しさと過酷な抑圧、警察や軍隊による暴力があるからであり、市民を窮地に追い込む政治の腐敗、堕落が真っ先に批判されるべきだ。