5日は早朝から高江に行った。午前7時半過ぎに防衛局員が乗ったワゴン車2台と作業員が2人が乗った乗用車1台が南側からやってくる。助手席に乗った作業員は眉や頭を剃った若者で、見え見えの陽動作戦。実際に現場に入る作業員が乗った車は北側からやってきていて、いったんは車を止めたが、作業員は住民・支援者を振り切って森の中に入っていったとのこと。
オスプレイパッド建設工事を止めるために、少人数で早朝から苦闘している様子をブログで見て、今日は予定を変更して高江に行ったのだが、前日より人数が増えて今日はもう少しで作業員を止められたのに…、と残念がる声が聞こえた。高江では抗議行動ではなく、阻止行動をやっている、絶対に工事を阻止しよう!という発言もあった。すでにオスプレイが高江上空を飛び始めているなか、住民の住む近くに作られるN4の工事を何としても止めなければ、という切実さと必死さが現場には満ちている。
工事を止めるためには、広範囲に人を配置しなければならないので、多くの支援者の力が必要です。ぜひ早朝からの阻止行動に参加してください。
沖縄防衛局・作業員とのやりとりがあったあと、全体で取り組みの確認をしていたら、午前9時20分頃、MV22オスプレイの爆音が聞こえ、しばらくしてN4上空に姿を現した。北部訓練場を広範囲に飛行していたようで、N4近くで作業をしていたのだが、ひっきりなしに爆音が聞こえていた。メインゲートでは、すぐ近くに離着陸するオスプレイの様子が見えたという。
普天間基地を飛び立ったオスプレイは、伊江島やキャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセンなど4日から沖縄各地を好き勝手に飛び回っている。県民に対する配慮などかけらもない。まさに米軍のやりたい放題である。米軍はオスプレイを慣らし運転しているだけでなく、住民をもその姿と爆音に慣らそうとしている。普天間や高江だけでなく、オスプレイが飛来する全地域で、米軍の好き勝手な訓練を許さない具体的な行動を取りましょう。