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Channel: 海鳴りの島から
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琉球セメント新桟橋を使った土砂積み込みに、海と陸から抗議する

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 3日(土)は朝、カヌー8艇を名護市安和まで運び、ゴムボート1隻(ハクイ)とともに、琉球セメント新桟橋で行われている辺野古埋め立て用土砂の積み込みに抗議した。

 午前8時38分頃、安和の現場に着くと、ガット船・第八高砂丸が新桟橋に接岸し、土砂を積み込んでいるところだった。大浦湾に入るガット船では最も大きな船で積載量が4000トン以上あり、ほかのガット船の2隻分を運べる。

 新年度に入り旧桟橋が使えなくなったため、セメント運搬船が初めて新桟橋を使用した。新桟橋の先端部に設置した出荷用のパイプラインから圧送バイプを船に接続し、セメントの積み込みを行っていた。

 本来は新桟橋が完成した直後からこうすべきであり、これまで旧桟橋を使ってきたこと自体が問題だったのだ。ガット船の着離岸しやすさを優先し、労働者に危険な作業を強いてきた琉球セメントのでたらめさを忘れてはならない。今後も常に監視の目を向けたい。

 抗議のための準備をし、午前9時40分にカヌーで海に出た。新桟橋の下まで行くと、いつものようにカヌーを固定して土砂運搬に抗議した。

 陸での抗議の成果もあって、積み込みが予定より大幅に遅れた。作業が終わって出航準備が整い、海保が海に飛び込んで拘束を開始したのが午後12時10分頃。カヌー全艇を拘束して新桟橋から離したのが午後1時14分頃だった。

 第八高砂丸が離岸し、沖に向かったのが午後1時27分頃だった。そのあと2隻目の神峰が新桟橋に着岸した。

 カヌーメンバーは午後1時40分頃、解放されて浜に戻った。昼食もカヌーの上でとり、4時間ぶっ通しの長い抗議行動だったが、それだけ出航を遅らせる成果があったということだ。みんな少しでも工事を止めたい、せめて遅らせたい、という思いがあるのだから、簡単に排除されるよりも、疲れた分だけやりがいがある。

 浜に戻されたあとミーテイングをし、カヌーを片づけてから出入り口で行われている抗議行動に参加した。土砂を運ぶダンプカーの出口では牛歩で抗議し、入り口では特に左折して入るダンプカーに対し、激しい抗議が行われていた。

 当たり前の話だが、抗議する人が多ければ土砂の搬入も簡単にはいかない。工事を遅らせると同時に、沖縄県民は辺野古新基地を許さない、反対であるという意思を明確に示すためにも、現場での行動が重要である。

 新型コロナウィルスの感染拡大で、県外からの参加が難しくなっている今、県内からの参加がなければ現場の行動は成り立たない。屋外でマスクをつけての活動なので、移動方法に注意すれば抗議行動は安全に続けられる。ウチナーンチューがさんねー、ヤマトゥぬ政府んかい、うしぇーらりんどー。

 午後3時で安和の活動を切り上げ、辺野古に戻ってカヌーを洗い片づけた。

 午後4時22分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 K4護岸内側に沿って、両方向ら土砂の投入がなされてきたが、今週初めにはつながって整地作業が行われている。これから栗石が敷かれてその上に鉄板が敷かれ、大型クレーンの作業用足場が造られていくだろう。

 今日のこの時間帯ではK3護岸付近と、仮設道路中間地点から土砂の投入が行われていた。

 午後4時40分頃、瀬嵩の海岸ら大浦湾の様子を見た。K9護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 ガット船はmarumasa3号が土砂の移し替えを行っていて、ほかに第八丸喜丸、第八そうほう丸、第十八勝栄丸、清明が停泊していた。

 ランプウェイ台船は2隻が土砂を満載していて、明日の午前中の文は準備されていた。

 

 


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