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Channel: 海鳴りの島から
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K8・K9護岸で土砂陸揚げに抗議

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 23日(月)は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。途中で平和丸に乗り込んで長島近くまで移動し、カヌーに乗り移った。午前8時40分頃、航路ではガット船1隻(第十八勝栄丸)が大浦湾に入った。この後、ほかに前週から残っている航安丸、玄周丸と併せて3隻がランプウェイ台船に土砂を載せ替えた。

 午前8時45分頃、K8護岸に着岸しようとするランプウェイ台船に対し、オイルフェンスを越えて抗議した。沖縄の民意を踏みにじって強行されている工事に、現場で反対の意思を示さなければ、沖縄県民は日本政府。安倍政権に屈服したことになる。

 国のやることは止められない、という負け犬根性を克服できなければ、沖縄県民は政府にいいようにあしらわれる。その付けを払わされるのは、いま生きている私たちだけでなく、子や孫の世代も含まれる。のちに生まれる者たちに、私たちはどのような顔を向けるのか。

 午前9時頃、ランプウェイ台船がK8護岸に着岸し、そのあとダンプカーが来て土砂の陸揚げが始まった。

 K8護岸で海保に拘束されて松田ぬ浜に運ばれたあと、抗議船でK9護岸に移動し、ランプウェイ台船の入れ替えに抗議してフロートを越えた。例によって海保の拘束が行われたが、人命救助という本来の仕事を捨てて、米軍基地建設のために働く海保の情けなさよ。

 海保たちは沖縄の歴史をどれだけ知っているのだろうか。沖縄戦から75年、米軍基地から派生する事件と事故でどれだけの沖縄人が殺され、傷つけられてきたか。辺野古新基地ができれば、米軍は必ず事件、事故を起こす。新基地建設を支えた海保も共犯者だ。

 K9護岸の抗議で海保に拘束され、カヌチャリゾート沖で解放された。そのあと平島で休憩を取り、K8護岸のランプウェイ台船の入れ替えに抗議するため、オイルフェンスのそばで待機した。

 土砂を載せた次のランプウェイ台船の準備が遅れ、K8護岸の入れ替えは1時間以上の空白があった。その間、K8護岸では消波ブロックの設置が行われた。

 午後1時10分頃、K8護岸に近づくランプウェイ台船に対し、3連続となる抗議行動を行った。

 この日、K8護岸のほかにK4護岸でも消波ブロックの設置作業が行われていた。K4護岸では根固め用袋材の設置も行われていた。

 午後2時過ぎに海保のゴムボートで松田ぬ浜に運ばれ、この日の海上抗議行動を終了した。

 カヌーを片づけたあと、午後2時25分頃から豊原の高台と瀬嵩の海岸で埋め立て工事の状況を確認した。K8、K9護岸ともに土砂の陸揚げが続けられていた。土砂を載せたダンプカーはこの時間帯、②区域のK4護岸沿いとK3護岸付近に投入していた。

 コロナウィルスの感染拡大で経済危機が生じているのに、米軍の新基地建設で巨額の予算を浪費している場合か。工事をすぐに中止して、予算をコロナウィルス対策や解解雇されて苦しんでいる労働者の救済のために使うべきだ。

 

 


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