10日(水)はカヌー11艇、ゴムボート2隻で名護市安和の琉球セメント桟橋に向かった。桟橋では丸政号が土砂を積み込んでいて、もうすぐ満杯になりそうだった。カヌーチームは海に出て桟橋付近まで行ったが、この日は南西の風が強く、波も高かったので抗議行動は中止した。
marumasa3号が桟橋を離れて沖に向かい、入れ替わりに第百三十六伊勢丸が接岸した。その様子を浜から見ることしかできないのは悔しいものだ。しかし、海上行動は安全性を優先して取り組まなければならない。
経験値の高いメンバーが率先して状況判断しないといけないのは当然だが、参加者一人ひとりが気象や作業内容、抗議の手法などを現場で観察し、考え、判断することが大切である。この日はカヌーとしては短い活動時間だったが、考え、満ぶべき点は多々あった。
10日は安和の琉球セメント桟橋と並行して、本部港塩川地区でも台船に土砂の積み込みが行われていた。海上行動のメンバーは桟橋での抗議行動が中止になったので、塩川に移動して土砂を積んだダンプカーに抗議した。
現場では警備会社・テイケイの警備員がネットを持ち、積み込みが行われている桟橋から離れた場所まで占拠して、抗議する市民を排除していた。民間警備会社にそこまでやる権限があるのか。
ネットを持っているのは、顔を見る限りヤマトゥンチューばかりだ。ウチナンチューを入れると抗議する市民に同情すると考えているのか、全国から集められたヤマトゥンチュー達によって市民が排除され、辺野古新基地建設が進められている。
参議院選挙の真っ最中だが、こういう沖縄の現実をヤマトゥに住むヤマトゥンチューの大半は意識し、考えることもないだろう。新基地建設を支える自分の仕事を正当化するために、生活があるから、と口にする者がいるが、反対している市民にだって生活はある。
生活するためにどういう仕事をするかは個人の選択だ。選択したことには責任が伴う。辺野古新基地ができて犠牲になるヤンバルの住民からすれば、仕事だから、上から言われているから、と言って自己正当化するのはとんでもない話だ。
午前中、時折雨が降る中、海上行動メンバーは本部町島ぐるみ会議の皆さんと一緒に、土砂積み込みに抗議した。現場ではまだまだ人が少ない。ぜひ多くの人に土砂の積み込み現場にも駆けつけてほしい。
【写真展案内】
☆ヘリ基地反対協 海上行動チームによる写真展が今週末開かれます。
日時:7月13日(金)~15日(月) 午前11時~午後6時(最終日は午後5時まで)
場所:喫茶・ゆかるひ(那覇市久茂地3丁目4-10 久茂地YAKAビル3階)
地図:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47019269/dtlmap/
◎詳しくは下記の辺野古ぶるーのブログをご覧ください。
https://henokoblue.wixsite.com/henokoblue