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Channel: 海鳴りの島から
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47年目の5・15に強行される辺野古新基地建設~日本は帰るべき「祖国」ではなかった。

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 15日(水)は名護市安和区の琉球セメント桟橋で水曜行動が取り組まれていて、それに参加した。桟橋では朝から第百三十六伊勢丸に積み込み作業が行われていた。このガット船は黄色いラインが入っているので一番分かりやすい。

 ゲート前では市民が50人ほど集まってデモを行い、土砂を積んでやってくる工事車両に抗議を繰り返した。この日は1972年の5月15日に沖縄の施政権が返還されてから47年目だった。あの頃「核抜き本土並み」ということが言われていたが、どこが「本土並み」か。米軍基地が集中している現実は何も変わらない。

 それどころか、耐用年数200年と言われる新たな基地が作られようとし、宮古・石垣・与那国では自衛隊基地の建設が進められている。中国に対抗する重要拠点として、琉球列島全体が要塞化されつつあるのが現実だ。

 琉球国を軍事的に制圧し、滅ぼした日本(ヤマトゥ)を帰るべき「祖国」と呼んだとは、今となってはお笑いぐさでしかない。あこがれの的だった平和憲法自体が、天皇制存続のために沖縄の基地強化を進めることを条件に成り立っていたとは皮肉な話だ。最初から沖縄は憲法の番外地に置かれていたのだ。

 安和の琉球セメント桟橋に土砂を運んでくる運送会社の主要5社を以下に挙げておく。

 株式会社 山栄興業  

有限会社 琉球黒田産業 

株式会社 中山緑建

 

合資会社 北部運送

合名会社 国士運輸

 ほかにも小規模の会社はあるが、以上の5社が中心となって赤土混じりの「岩ずり」なるものを運搬している。

 今日は琉球セメント桟橋のゲート前で、写真を撮りながら工事車両に対する抗議行動に加わった。

 午後1時半頃、1隻目の第百三十六伊勢丸への土砂の積み込みが終わった。それからがカヌーチームの出番で、ガット船のそばで抗議行動を展開し、伊勢丸の出航を焼く時間遅らせ、2隻目の第八そうほう丸が接岸して土砂を積み込み始めたのは、午後3時15分頃となった。

 いつもなら午前中で入れ替えが行われる。安和の琉球セメント桟橋では、ゲート前と海上の連帯した行動で、最低でも1隻はガット船の出航を阻止している。

 

 


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